四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

連日猛暑。呪われた?五輪。開会式前に差別・いじめ・人権問題発覚で辞任・解任連発。安倍菅の昭和の五輪成功体験が背後霊に

2021-07-22 20:57:32 | 日記

●連日暑い日が続いています。3日ほど前ですが、外出から帰って何んとなくめまいのような症状があり、冷たい麦茶を飲み、アイスノンで首を冷やしました。熱は無く多分軽い「熱中症」だったと思います。1時間ほどで普通の状態に戻りました。まだ体が猛暑になれていないのでしょう。老体のせいか、年々気温の上昇が体に感じています。コロナで外出自粛ですが、熱中症対策もあり「自粛」が普通になりました。したがって、朝のラジオ体操とウォーキングは健康維持のためにも欠かせません。

●いよいよオリンピックが開幕します。日本の選手やチームの活躍で熱気が、感動がと自民党と政府は期待しているようです。一時的に、瞬間瞬間そういう場面はあるでしょうが、ここ1週間の感染状況が続くようだと、「熱気」も「感動」もコロナでイーブンになるかもしれません。それにしても東京2020、明日開会式ですが、その式典のスタッフが連日過去の発言等で辞任や解任が続いています。その発言は、過去のいじめや虐待、差別に起因しています。国立競技場の設計問題、エンブレムのデザイン盗作問題、森(元総理)組織委員会会長の女性差別発言による辞任。コロナ禍による延期と危機管理のドタバタ、組織委員会職員の自殺など、東京都幹部の「呪われた五輪」発言が、妙に説得力があります。

●森発言依頼の不祥事は、五輪憲章と大会目標である、平和と人権、多様性という現代の国際標準ともいえることが、日本が発展途上、後進性にあることをあらわにしてしました。私には今回のオリンピックは、1964年のオリンピックほどの必要性と必然性が感じられていませんでした。戦後の復興と国際社会へのメッセージが意義となりました。今回は無理筋に「震災からの復興」と言いました。無理筋と言ったのは、その後コロナ禍の中でいつの間にか「コロナに打ち勝った証」と。それも感染が収まらないと「日本から感動と希望」にすり替わっています。

●日本の政治や社会が、実は前回のオリンピックの成功体験から抜けられない「昭和の五輪」が背後霊のように覆っている印象です。何より、誘致した石原都知事から始まり、安倍総理それを引き継いだ菅総理という政権の体質が、平和と人権、多様性とは無縁です。開会式を前にしたこの間の不祥事は、この政権が続けてきた政治に帰結すると感じています。もう昭和は清算する時期に来ています。特に強欲の資本主義は終焉に向かっているでしょう。多様性が尊重された社会、人権が尊重された社会、環境重視な社会が国際標準です。感動と共に冷静に次の政治をどうするか。われわれ日本人に課せられた課題は重いと感じています。

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