ヨメが友人から「8」を借りてきたようですが。
そういえば、全然やってないや、ドラクエ。
だいたい最近のRPGは「やっているというより、やらされている感じ」が気に入らないのです。
決められた物語のレールを辿るだけで、その流れを遅らせるために、無理やりな戦闘をやらされる。
戦闘で全滅する事はまずなく、緊張感も何もない。
あまりに無謀な戦闘方法をとって、万が一全滅しても、リセットボタンで直前にセーブした所から再スタート可能。あぁ、人生もこんなに簡単にリ・スタート出来たらなぁって、ほんと思うよ。
今思い起こすと、ドラクエの最高傑作は、ファミコン版の1だな。
適度な長さの「ふっかつのじゅもん」、アレがドラクエの面白さの全てです。
モンスターとの戦闘の末、敗れてしまい「 えっけん は しにました 」となっても、直前にセーブをした(ふっかつのじゅもんを書き写した)のは遥か昔。その時からレベルアップして、強い武器も買って、魔法も覚えて……
セーブをするのが面倒、ロードをするのが面倒な故に、簡単にリセットするわけにはいかない。下手にリセットしようものなら、悪筆の為に読めなくなった自分の字で、「ふっかつ の じゅもん が ちがいます」……
いや、それは自分が悪いんだけどさ。
ドラクエ1も2も、「死に対する恐怖感」が存在した。
どうやったらうまくモンスターに勝つことが出来るか考えるのが面白かったし、時には戦闘から逃げ出す事も大事な戦略の一つだった。
しかしファミコンの産業革命ともいうべきドラクエ3の「バッテリーバックアップ」によって、そのセーブの簡便さにより、ドラクエの緊張感は全滅。自分のミスとは無関係に発生する悪魔の呪文「データ1 は きえました」は、腹が立つだけ。プレイヤーに手の打ちようがないだけ、怒りのやり場もない。
プレイヤーキャラが四人もいれば、全滅してしまうのは、よほど無茶な行動をしたときか、レベルが達していないのにボス級キャラに戦いを挑んだ時くらい。それでも四人の職業選択を誤れば、かなりピンチになる事はあったけど、これがドラクエ7のころには前職で身に付けた特技をそのまま生かせるというシステムで、戦闘の楽しみがゼロになってしまった。極端な話、「ハッスルダンス」と「どとうのひつじ」「サマーソルト」「岩石おとし」を適当に出していればほぼ無敵。ドラクエにおける戦闘は「物語の進行を遅らせるためだけのイベント」に成り下がってしまったような気がする。
ドラクエがゲームとしての面白さを失った要因の一つとして、僕はドラクエ1にのみ存在した「レミーラ」の呪文とアイテム「たいまつ」の廃止を挙げておきたい。
シリーズを重ねるにしたがって、無駄に広く複雑なダンジョンが増えたけれど、思えばドラクエ1のダンジョンは、かなりシンプルなものだった。
シンプルでも、視界の限定された空間では、「見えない事」が適度に難易度を上げてくれる。ときには「もちもの」の制限により、「たいまつ」を持たないで出かけなければならない。MPを節約する為にレミーラも使いたくない。そんな状況であっても、洞窟のマップを頭に入れる事=プレイヤー自身が成長することで解決できて、ゲームの世界を自分が探検している気になれた。
そういう楽しみが、いつのまにかドラクエから消えてきた。グラフィックが進化した事により、自分の分身である「勇者」が自分の姿ではなくなった。
中途半端に美しいグラフィックが、プレイヤーから想像力を働かせる楽しみを奪ってしまった。
そんなわけで、僕はもうドラクエはやらないのです。
そういえば、全然やってないや、ドラクエ。
だいたい最近のRPGは「やっているというより、やらされている感じ」が気に入らないのです。
決められた物語のレールを辿るだけで、その流れを遅らせるために、無理やりな戦闘をやらされる。
戦闘で全滅する事はまずなく、緊張感も何もない。
あまりに無謀な戦闘方法をとって、万が一全滅しても、リセットボタンで直前にセーブした所から再スタート可能。あぁ、人生もこんなに簡単にリ・スタート出来たらなぁって、ほんと思うよ。
今思い起こすと、ドラクエの最高傑作は、ファミコン版の1だな。
適度な長さの「ふっかつのじゅもん」、アレがドラクエの面白さの全てです。
モンスターとの戦闘の末、敗れてしまい「 えっけん は しにました 」となっても、直前にセーブをした(ふっかつのじゅもんを書き写した)のは遥か昔。その時からレベルアップして、強い武器も買って、魔法も覚えて……
セーブをするのが面倒、ロードをするのが面倒な故に、簡単にリセットするわけにはいかない。下手にリセットしようものなら、悪筆の為に読めなくなった自分の字で、「ふっかつ の じゅもん が ちがいます」……
いや、それは自分が悪いんだけどさ。
ドラクエ1も2も、「死に対する恐怖感」が存在した。
どうやったらうまくモンスターに勝つことが出来るか考えるのが面白かったし、時には戦闘から逃げ出す事も大事な戦略の一つだった。
しかしファミコンの産業革命ともいうべきドラクエ3の「バッテリーバックアップ」によって、そのセーブの簡便さにより、ドラクエの緊張感は全滅。自分のミスとは無関係に発生する悪魔の呪文「データ1 は きえました」は、腹が立つだけ。プレイヤーに手の打ちようがないだけ、怒りのやり場もない。
プレイヤーキャラが四人もいれば、全滅してしまうのは、よほど無茶な行動をしたときか、レベルが達していないのにボス級キャラに戦いを挑んだ時くらい。それでも四人の職業選択を誤れば、かなりピンチになる事はあったけど、これがドラクエ7のころには前職で身に付けた特技をそのまま生かせるというシステムで、戦闘の楽しみがゼロになってしまった。極端な話、「ハッスルダンス」と「どとうのひつじ」「サマーソルト」「岩石おとし」を適当に出していればほぼ無敵。ドラクエにおける戦闘は「物語の進行を遅らせるためだけのイベント」に成り下がってしまったような気がする。
ドラクエがゲームとしての面白さを失った要因の一つとして、僕はドラクエ1にのみ存在した「レミーラ」の呪文とアイテム「たいまつ」の廃止を挙げておきたい。
シリーズを重ねるにしたがって、無駄に広く複雑なダンジョンが増えたけれど、思えばドラクエ1のダンジョンは、かなりシンプルなものだった。
シンプルでも、視界の限定された空間では、「見えない事」が適度に難易度を上げてくれる。ときには「もちもの」の制限により、「たいまつ」を持たないで出かけなければならない。MPを節約する為にレミーラも使いたくない。そんな状況であっても、洞窟のマップを頭に入れる事=プレイヤー自身が成長することで解決できて、ゲームの世界を自分が探検している気になれた。
そういう楽しみが、いつのまにかドラクエから消えてきた。グラフィックが進化した事により、自分の分身である「勇者」が自分の姿ではなくなった。
中途半端に美しいグラフィックが、プレイヤーから想像力を働かせる楽しみを奪ってしまった。
そんなわけで、僕はもうドラクエはやらないのです。