EKKEN♂

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gooブログにもブログパーツをつけてみる

2005-05-16 | goo BLOG
 gooブログには「ブログアクセサリ」がつけられない、と思っていませんか?
 高機能な有料版のアドバンスにして、HTMLの編集ができると思ったのに、ブログペットも、BlogPeopleのリンクリストもつけられない、と残念に思う気持ちは分かります。
 しかし、これらのブログパーツ類がつけられないのは、危険性のあるスクリプトタグへの配慮なので、今後も許可される可能性は少ないと思います。この辺の考察については、あれとかこれとか (Lefty):ブログがフィッシング詐欺の道具に?で分かりやすく書かれているので参考にどうぞ。基本的な使いかた - goo ブログでも、はっきりと謳われています。
クロスサイトスクリプティングとは、ソフトウェアのセキュリティホールの一つで、gooブログなどの書き込みが表示されるサイトに悪意のあるユーザにスクリプトなどを埋め込まれた場合に、訪問者の情報(cookieなども)送ってしまう脆弱性のことです。
 現在、この脆弱性を回避する方法は、危険性のあるスクリプトタグの制限をするしかありません。gooブログでは、アクセスしてくれるすべての方の安全を考慮して、スクリプトタグなどの危険性が少しでもあるタグを禁止させていただいております。
 
基本的な使いかた - goo ブログ

 これは一見不便のようにも思えますが、少なくともgooブログ内を閲覧するに当たっては、危険なスクリプトによる被害はないので、むしろユーザーに優しい、安心して閲覧できるブログサービスといえるでしょう。
 僕はこの点を高く評価しています。
 何も全サービスが同じようになり必要はなく、ここで他所と差別化しているのです。
 それでも、何か気の利いたパーツをつけたい、という人はいるかもしれません。
 そんな人は、先日スタッフブログに掲載された記事で紹介されていた、gooブログ A to Z 第10回:「gooブログアドバンス」を使ってみようを読んでみましょう。ここでは、アドバンスで使用できるgooブログのモジュールが紹介されています。
 通常のブログには使われていない「{$headline[RSSのURL]}」というモジュールを使うと、ほかのブログなどのRSSを取得し、タイトル一覧をブログに表示できます。ほかにブログを持っていたら、その記事一覧などをブログの中に表示させることができます。

第10回:「gooブログアドバンス」を使ってみよう

 javascriptを使わなければならない、ブログペットをはじめとする大部分のブログパーツはやはり使えませんが、要望の多いBlogPeopleMyblogListのリンクリストは、アドバンスでならサイドバーに表示できるのです。
 このブログの右下方をご覧下さい。
 第10回:「gooブログアドバンス」を使ってみようを読んで、さっそく取り入れてみました。はてなブックマークサービスのリストです。BlogPeopleやMyblogListに限らず、RSSで配信されるされるものなら何でも表示させることができるので、興味のある方はいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

続々・匿名はやっぱり推奨しないのです

2005-05-16 | WEBにまつわる話
 匿名が良い・悪いと言う話になると、不毛な言い争いになる傾向があるようなのですが、それはたぶん「ネット上での匿名・実名」という定義をはっきり謳わないで話が進められるからではないでしょうか。
 続・匿名はやっぱり推奨しないのですで取り上げた、苫米地さんのブログのことですが……
 
 僕が考えている「ネット上の匿名・非匿名」は、匿名はやっぱり推奨しないのですでも書いているように、黒木玄さんが書かれた次の文章のものです。
ただし、ここで「匿名」とは、自分自身の趣味・嗜好を明らかにせず、自分の所属も E-mail address も web site の URL も公開してない方のことです。最終的に「匿名」であるか否かの判定は管理者の主観によって行なわれますが、その基準は大体以下の通り。

実名や所属を隠し、ハンドルを用いている方であっても、自分の趣味・嗜好を十分に表現している方は「匿名」とはみなしません。例えば、ウェブ検索エンジンでハンドルを検索することによって、他の場所で自分の趣味・嗜好を十分表現していることを容易に確認できる方は「匿名」とはみなしません。もちろん、作家のペンネームなども「匿名」とはみなしません。

一方、たとえ実名であっても、それが有名でもなく、所属も E-mail address も web site も公開してなくて、趣味・嗜好を明らかにしてない場合は「匿名」とみなします。 (そもそも、実名であるか否かを調べることは困難なので、判定基準に用いることはできない。)

黒木のなんでも掲示板:利用上の注意

 苫米地さんが「的外れな反響」として、反論をした読者に対し「おまえら子供か!」と逆ギレしている記事(あれでは、どう見ても反論したものに対する煽りとしか思えません。しかもその煽りは、「名無しさん」が行うものと一緒です。名乗っていれば何を書いても良いわけではないです)を読むと、「匿名・実名」に対する考え方は、僕とそんなに変わらないと思いますよ。
これらの記事のコメント欄にもあったが、「私の実名はこれです。でもこれでは私は誰かわからないでしょう」といったコメントがあった。当たり前だ。子供を相手にしてるみたいだ。(本当に子供だったらごめん)。「これでは誰かわからない」情報しか書いてないのでは、例えそれが戸籍上の実名であったとしても、「実名を明かした」ことにならない。

私が「実名を明かせ」といっているのは、単に戸籍上の名前を書けではなく、例えば、トラックバックしてきたサイトページや、コメント書き込みに、本人を容易に特定できるような情報を記載せよということだ。「匿名をやめよ」とはそういうことだ。

ドクター苫米地ブログ:実名の意味が分からない子供たちへ

 自分の書いたことが意図した通りに読み取ってもらえなかった事に対し、丁寧な言葉で書かれているとは言え、これではただの罵声です。読み取ってもらえなかった人が多かったのなら、苫米地さんの書き方が悪かったのでしょう。文筆業を生業の一つにしている人の発言とは思えません。(理由は後述しますが、「実名の意味が分からない子供たちへ」以前の記事においては、その意図を読み取る事は難しいと思います。)
単に、名前を書くだけでは、1.偽名かどうかも分からない、2.実名であっても、同姓同名はいくらでもいるはずであるし、合法的には本人はまず特定が難しい。従って、プロバイダにブログやHPを開設している人なら、最低でもそのページのURLは記述してもらわないと、実名情報としては不足だ。勿論、そのブログやHPが継続的に利用されているのならば、例え実名でなかったとしても、芸能人の芸名のように、それそのものが、それなりの人格を形成しているレベルのものであれば、実名とはいえなくともぎりぎりのグレーゾーンだろう。勿論、偽名でフリーのWebサービスや、海外のドメインでサイトを運用しているような最初から匿名性を目的としたようなサイトであるならば、これは当てはまらない。ドクター苫米地ブログ:実名の意味が分からない子供たちへ

 これ、要するに先述の黒木さんの言う「ネット上の匿名」と言う概念と同じものだと思いますし、大筋で同意なのです。しかし、その記事以前に書かれた事からそれを読み取れ、というのは読み手に対してちょっと酷ってものじゃないですかねぇ。
 だって、苫米地さん、こう書いているじゃないですか。
私のルールは、既に書いた。また、基本は、実名を明かして書くように。どうしても、実名を出せない場合は、実名を私にメールをするように。勿論、偽名もしくは、偽名と疑われるものは、内容の如何に関わらず、即、削除する、ということ。私が実名を明かしているのだから、最低限のマナーだろう。私は、実名ブログ文化を進めたい。

ドクター苫米地ブログ:それでも、匿名ブログはやめてしまえ

 「実名を書かれても本人か否か判断できない」という人が、「その場で実名を出せなくても、メールで実名を送るように」というのは、全く意味不明です。メールで送られた「実名」だって、その真偽は必ずしも確かめらる訳ではないですし、ブログを離れたら無名な人の実名に、一体どれほどの意味があるでしょうか。この記述を読む限り、苫米地さんには「文字通りの実名」に対する拘りは感じても、固定ハンドルによる「ネット上の実名」に対しては何らかの嫌悪感を抱いている、と解釈します。
 要は「責任を持って発言しろ」ということだとは思うし、僕も何度か書いている通り、存在のハッキリしない名無し・捨てハンのコメントは、そのコメントの質にかかわらず、あまり好きではないのですが(その意味では、僕と苫米地さんの主張とに、あまり違いは無いと思います)、どうも苫米地さんの一連の記事では、「自分が公的人物」ということをひけらかせているだけの文章としてしか読み取れないですよ。
 
 匿名での発言は嫌いだ、だから自分は実名ブログ文化を進める、という個人の主張に異を唱えるつもりは無いです。それは嗜好の問題で、他人が「それは迷惑だからやめろ」などと文句をいう筋合いは無いはずですから。名無しのコメントは削除、という「オレルール」も、それを明言しているブログにおいては、何ら問題はないと思います。
 しかし、寄せられた反論に対し、苫米地さん自身が嫌うと思われる名無しさんが発するような煽り文句があったことを、僕は大いなる疑問と感じました。


 ついでながら、ネットの匿名性を批判する事を書くと、匿名を愛好する人の中には「IPが記録されているし、ネットにおいて完全なる匿名はありえない。名無しだから匿名と言うわけではない」と主張をする人がいますが、僕はそれを「匿名者にとっての都合のよすぎる発言」としか思っていません。
 犯罪予告やネット詐欺、オフラインにおけるストーカー行為にでも及べば別ですが、警察沙汰にするほどでもない程度の嫌がらせというものは、ネットにおいてしばしば行われるものです。
 アクセス解析によって相手を特定し、アクセス禁止にしたり、相手のプロバイダへ苦情を申したてて、何らかの対策をする事もできる場合がありますが、悪意に満ちた人物には、いくらでも抜け道があるものです。「完全なる匿名はありえない」と主張し、匿名での嫌がらせコメントを続ける人は、やはり「自分が特定されない」ということを分かっている上での行動だと考えます。
 このブログサービスを受ける際、利用規約によって、虚偽の個人情報を書き込んではならないのですし、僕はそれを守っています。
 また、gooブログセレクション他の関係で、スタッフの方とのやり取りの中で、メインで使っているメールアドレスの他、本名も住所も提示しております。
 さらにこのサービスにおいて、これだけたくさんの記事を書き、それなりに(少なくともgooブログ内では)認知度が高まってきたものですから、問題発言をしたと言う理由で閉鎖ということにするつもりはありません。
 僕はしばしば他者を批判する記事を書いていますが、その時も「それなりの同意を得られるもの」としているつもりです。ブログ上で実名を明かしていなくても、ある程度の責任は発生するものだと考えているからです。
 「無責任な発言」「悪意ある発言」は、自分の所在(運営するウェブサイトなども含む)を明らかにしないで行われる事が多いものです。
 これらを防止するものとして「ログインしていないとコメント不可」という機能がついているサービスもありますが、悪意ある者にはたいした効果がないのが現実です。全く困ったものです。