LTSpiceの使い方のメモです。
新日本無線では、製品のマクロモデルを提供しています。会員になると無料でダウンロードできます。今回はNJM062というオペアンプを動かしたときの記録です。
(1)会員になる
メールアドレスや名前その他を登録します(会員登録のページ)。パスワードを書いたメールが送られてきます。
(2)マクロモデルをダウンロードする
ログインが必要です。ダウンロードは、例えばNJM062のページの右下にボタンがあります。ダウンロードは個別のマクロファイルでなく、カテゴリー毎にzipで圧縮したものになります。ダウンロードしたzipファイルには127種類のオペアンプのマクロモデルが含まれていました。
(3)マクロモデルをコピーする
まずはzipファイルを解凍します。オペアンプ毎にフォルダーがあります。今回はNJM062のフォルダにあるnjm062.libをコピーします。コピー先はLTSpiceをインストールしたフォルダーにあるsubというフォルダです。私の場合はC:¥Program Files¥LTC¥LTspiceIV¥lib¥subでした。
(4)LTSpiceで使う方法
しなければいけないことは、おおまかに2つです。1つ目はspiceディレクティブでマクロモデルをインクルードします。
具体的には、ツールバーの一番右端にある「.op」と書かれたボタンを押して「.include NJM062.lib」と入力してからokを押します。
画面の適当な場所に配置します。これで必要なマクロモデルは準備できました。
次にすることは、実際にNJM062を配置することです。まだNJM062という部品を選択できるわけではないので、「opamp2」という部品を選択します。
画面の適当な位置に配置します。
右クリックして出るダイアログのValueのところに「NJM062_ME」と入力してOkを押します。
以上でNJM062をオペアンプとして使えるようになります。
ちなみにNJM062でなくNJM062_MEと入力したのは、NJM062.libの中身を見ると分かるのですが、NJM062というサブサーキット(.subckt)は2回路入りのオペアンプで、NJM062_MEの方はNJM062から呼び出されている単独のオペアンプのサブサーキットになっているからです。
NJM062という名前を使いたいときは、NJM062.libを編集します。NJM062のサブサーキットを削除(.subcktから.endsまで)してから、NJM062_MEをリネームします。ちなみにNJM062_MEの入力はin+、in-、v+、v-、outの順になっています(opamp2も同順)。
今回はNJM062しか試していません。他のオペアンプも、たぶん似たような使い方ができるんじゃないかなと思います(無保証)。
新日本無線のオペアンプは秋月等で入手が容易なので、シミュレーションできると便利です。
HELPを探し回ってどうにか動かせました。
ここまで書いてググってみたら、エレキジャックに「OPアンプのマクロモデルの追加(1)」という記事がありました。最初から、こっちを見た方が楽だったのに・・・しくしく。一覧に追加する方法も続きの記事に載っています。
新日本無線では、製品のマクロモデルを提供しています。会員になると無料でダウンロードできます。今回はNJM062というオペアンプを動かしたときの記録です。
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メールアドレスや名前その他を登録します(会員登録のページ)。パスワードを書いたメールが送られてきます。
(2)マクロモデルをダウンロードする
ログインが必要です。ダウンロードは、例えばNJM062のページの右下にボタンがあります。ダウンロードは個別のマクロファイルでなく、カテゴリー毎にzipで圧縮したものになります。ダウンロードしたzipファイルには127種類のオペアンプのマクロモデルが含まれていました。
(3)マクロモデルをコピーする
まずはzipファイルを解凍します。オペアンプ毎にフォルダーがあります。今回はNJM062のフォルダにあるnjm062.libをコピーします。コピー先はLTSpiceをインストールしたフォルダーにあるsubというフォルダです。私の場合はC:¥Program Files¥LTC¥LTspiceIV¥lib¥subでした。
(4)LTSpiceで使う方法
しなければいけないことは、おおまかに2つです。1つ目はspiceディレクティブでマクロモデルをインクルードします。
具体的には、ツールバーの一番右端にある「.op」と書かれたボタンを押して「.include NJM062.lib」と入力してからokを押します。
画面の適当な場所に配置します。これで必要なマクロモデルは準備できました。
次にすることは、実際にNJM062を配置することです。まだNJM062という部品を選択できるわけではないので、「opamp2」という部品を選択します。
画面の適当な位置に配置します。
右クリックして出るダイアログのValueのところに「NJM062_ME」と入力してOkを押します。
以上でNJM062をオペアンプとして使えるようになります。
ちなみにNJM062でなくNJM062_MEと入力したのは、NJM062.libの中身を見ると分かるのですが、NJM062というサブサーキット(.subckt)は2回路入りのオペアンプで、NJM062_MEの方はNJM062から呼び出されている単独のオペアンプのサブサーキットになっているからです。
NJM062という名前を使いたいときは、NJM062.libを編集します。NJM062のサブサーキットを削除(.subcktから.endsまで)してから、NJM062_MEをリネームします。ちなみにNJM062_MEの入力はin+、in-、v+、v-、outの順になっています(opamp2も同順)。
今回はNJM062しか試していません。他のオペアンプも、たぶん似たような使い方ができるんじゃないかなと思います(無保証)。
新日本無線のオペアンプは秋月等で入手が容易なので、シミュレーションできると便利です。
HELPを探し回ってどうにか動かせました。
ここまで書いてググってみたら、エレキジャックに「OPアンプのマクロモデルの追加(1)」という記事がありました。最初から、こっちを見た方が楽だったのに・・・しくしく。一覧に追加する方法も続きの記事に載っています。