Sim's blog

電子工作はじめてみました

新日本無線のオペアンプをLTSpiceで使う方法

2010-02-04 23:27:44 | 電子工作
LTSpiceの使い方のメモです。

新日本無線では、製品のマクロモデルを提供しています。会員になると無料でダウンロードできます。今回はNJM062というオペアンプを動かしたときの記録です。

(1)会員になる
メールアドレスや名前その他を登録します(会員登録のページ)。パスワードを書いたメールが送られてきます。

(2)マクロモデルをダウンロードする
ログインが必要です。ダウンロードは、例えばNJM062のページの右下にボタンがあります。ダウンロードは個別のマクロファイルでなく、カテゴリー毎にzipで圧縮したものになります。ダウンロードしたzipファイルには127種類のオペアンプのマクロモデルが含まれていました。

(3)マクロモデルをコピーする
まずはzipファイルを解凍します。オペアンプ毎にフォルダーがあります。今回はNJM062のフォルダにあるnjm062.libをコピーします。コピー先はLTSpiceをインストールしたフォルダーにあるsubというフォルダです。私の場合はC:¥Program Files¥LTC¥LTspiceIV¥lib¥subでした。

(4)LTSpiceで使う方法
しなければいけないことは、おおまかに2つです。1つ目はspiceディレクティブでマクロモデルをインクルードします。
具体的には、ツールバーの一番右端にある「.op」と書かれたボタンを押して「.include NJM062.lib」と入力してからokを押します。

画面の適当な場所に配置します。これで必要なマクロモデルは準備できました。
次にすることは、実際にNJM062を配置することです。まだNJM062という部品を選択できるわけではないので、「opamp2」という部品を選択します。

画面の適当な位置に配置します。
右クリックして出るダイアログのValueのところに「NJM062_ME」と入力してOkを押します。


以上でNJM062をオペアンプとして使えるようになります。

ちなみにNJM062でなくNJM062_MEと入力したのは、NJM062.libの中身を見ると分かるのですが、NJM062というサブサーキット(.subckt)は2回路入りのオペアンプで、NJM062_MEの方はNJM062から呼び出されている単独のオペアンプのサブサーキットになっているからです。

NJM062という名前を使いたいときは、NJM062.libを編集します。NJM062のサブサーキットを削除(.subcktから.endsまで)してから、NJM062_MEをリネームします。ちなみにNJM062_MEの入力はin+、in-、v+、v-、outの順になっています(opamp2も同順)。

今回はNJM062しか試していません。他のオペアンプも、たぶん似たような使い方ができるんじゃないかなと思います(無保証)。

新日本無線のオペアンプは秋月等で入手が容易なので、シミュレーションできると便利です。

HELPを探し回ってどうにか動かせました。
ここまで書いてググってみたら、エレキジャックに「OPアンプのマクロモデルの追加(1)」という記事がありました。最初から、こっちを見た方が楽だったのに・・・しくしく。一覧に追加する方法も続きの記事に載っています。

2月03日(水)のつぶやき

2010-02-04 00:35:29 | Twitter
09:49 from web
PSoC3のSCはPSoC1と違って汎用な使い方はできない。http://www.cypress.com/?id=4&rID=38569
09:55 from web
JJ1WKNさん発見。http://blog.goo.ne.jp/jj1wkn
13:26 from web
TIのTinaはICが含まれてないとシミュレーションできないらしい
14:06 from web
Quartus II 9.1のSP1が出てるみたいだ http://bit.ly/bIgqUE
15:50 from web (Re: @noritan_org
@noritan_org lpcxpressoを切ったのですか?
19:20 from web
ちょっち、酔っ払いなう
by Sim0000 on Twitter