Sim's blog

電子工作はじめてみました

TC4001で38kHz発振

2009-03-11 22:32:23 | 電子工作
74HC02で38kHz発振(2)」の続きになります。

通りすがりさんのコメントで4001や他のICで試しては、というのがありました。サトー電気さんで何種類か買ってきました。その中でTC4001BPという東芝のC-MOS 2入力NORが比較的うまくいきました。

回路図です。



74HC02と4001って、同じような機能なのに、微妙にピン配置が違うんですね。

測定結果です。


38kHzで発振しています。もにょもにょもいません。電源電圧は3Vです。

電源電圧を変えてみました。
2.0~3.5V 38kHz
3.5~3.6V 74kHz (38×2)
3.6~4.3V 114kHz (38×3)
4.3~4.5V 152kHz (38×4)
4.5~5.3V 190kHz (38×5)
5.3~???V 228kHz (38×6 6Vまで測定)

電源電圧が5Vのときの出力の立ち上がりを拡大してみました。

うねうねしています。

R1を22MΩに変えてみました。
2.00~3.67V 38kHz
3.67~3.78V 76kHz
3.78~4.67V 114kHz
4.67~4.81V 152kHz
4.81~5.71V 190kHz
5.71~5.94V 228kHz
5.94~?.??V 264kHz (6Vまで測定)

22MΩの方が、より高い電圧まで安定して動いています。

たまたま測定したこのIC固有の性質なのかもしれませんが、1個しかないので他と較べるわけにもいきません。

一応、発振しないようになりましたが、なんか不安です。温度が変わったら?とか色々条件が変わると簡単に崩壊してしまいそうです。


22MΩのカーボン抵抗です。

赤赤青金です。サトー電気さんで買いました。

他に買ってきたのは、以下です。
TC74AC02P 2入力NOR×4
TC74HC00P 2入力NAND×4
TC74HC132P 2入力NAND×4 schmitt trigger入力
TC4093BP 2入力NAND×4 schmitt triger入力
TC7W02FU 2入力NOR×2 表面実装品
TC4001BPを超えるICはあるのでしょうか。

デジタル・デザイン・テクノロジ創刊号の付録はLattice FPGAボード

2009-03-11 01:42:26 | FPGA
今月号のトラ技にデジタル・デザイン・テクノロジ誌の創刊号の付録基板の写真が出ています。LatticeXP2というFPGAのボードです。ぷるぷるさんにこの記事のコメントで教えていただきました。以前、shirouさんのコメントでもLatticeとのことでしたが、いよいよ明らかになりました。

写真のチップには上段からLFXP2-5E、5TN144C、A838RH20と書かれています。FPGAの部屋さんに解説があります。なひたふさんの記事「LatticeのXP2をはじめます」に特徴がまとめられています。

メーカーのLatticeXP2のページから拾ってきたスペックです。
LUT 数                5
分散 RAM (Kbits)     10
EBR SRAM (Kbits)    166
EBR SRAM ブロック数   9
sysDSP ブロック数     3
18x18 乗算器数       12
PLL 数                2
最大ユーザI/O数     172

ホームページには5と書いてありますが、LUT数は5kです。LatticeXP2もXilinx Spartan3と同じで2LUTが1sliceのようです。2.5k slice搭載ということでしょうか。XC3S250Eが2448slice、4896LUTなので、ほぼ同規模といった感じです。ブロックRAMはXC3S250Eが216kbit(24kバイト)なので少し小さくなります。

ダウンロードケーブルの回路図を探してみました。
http://www.fpga.com.cn/lattice/lattice_cable.pdf (pdfです)
ここにもあるみたいです。

フラッシュ内蔵なのでコンフィグROMは不要です。写真からすると、たぶん3.3Vの水晶発振器が必要です。表面実装タイプとDIPタイプがどちらでも実装できるようなパターンになっています。3.3Vの水晶発振器はマルツで買えます(以前書いた「マルツに3.3V水晶発振器」)。

U2として14ピンのICが実装されていて、8pinのU3は未実装です。10pinのCN3はJTAGケーブルでしょうか。

初めてなので、とても楽しみです。