路地裏シルベットのアンオフィシャルblog

革ジャン職人の仕事と生態。 公式ブログでは書けないハピネス&マッドネスをお届けします。

16年越しの

2020-03-06 02:56:00 | お仕事
革ジャン職人二年生になりたての頃です。

正味45分程の昼休みに、パンかじりながら台東区界隈の皮革問屋さんを回っていました。

仕事にも慣れて、自分だけの何かを確立したいともがいていた頃です。

なんせ先輩職人はみんなバケモンでしたから。

その時、色に惚れたゴートスキンのワインレッド。
見習い職人ゆえ一枚だけしか買えず(笑)

当時住んでた築40のボットン便所ミシン小屋で革を見ながら夜な夜なニヤニヤしながら飲んでました。

革見て飲めるのは未だに変わらず(笑)





あれから、
福岡の職場に吊るされ、
プレハブSilvet で丸まり、
路地裏Silvet で再び吊るされ、
越谷Silvet ではストックの奥に追いやられ、
浦和Silvet でも.....と思いきや、

若干仕事がスカスカになって来たのもあり(笑)
日の目を見ることに!

16年経ったゴートなんてスッカスカです。
売り物にする気はありません。
自分のリトルハイカイを作ろう!
だから、
お嬢に頼んでみた。

この革との出会い、
共に過ごした日々、
出会い、別れ、喜び?
身振り手振りで
熱く語った!

お嬢は手を止めず、
黙って頷いてくれている。

そして彼女はミシンの手を止め、


いや、そーゆーのいいんで、
じゃあ裁断と漉きやっといてくださいよ。



ありがとうお嬢
素敵やん。

自分で作らずとも、
嬉しくてたまらなくて、
ニヤニヤが止まらない。

自分で作ってないのに、そこはすげー成長だと思う。

作り手が
このワクワク感を現役で感じれるってのは実は大事なことだと
業界長くなると思います。

さて最近くらった魔女の一撃も
宮城のゴッドテレフォンドクターイチローさんのおかげで完治したので

また玄関で寝るくらい頑張ります。



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