1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

教則本は嫌いですか?

2014年04月17日 | Weblog
義母が、玄関に庭の花を生けてくれます。この花瓶は、陶芸が趣味だった義父の作品。失敗した、と、成形中につぶしかけたものを義母が静止して、そのまま焼成したそうです。いい感じの「破れ」なんだそうな。

さて、教則本の話です。

教則本って、つまらないですか?

私のレッスンでは、オデル1~4巻、ショリジータ2冊を使っています。
初めての方はもちろん、経験者も同様です。
3巻以降はかなり難しくなるので、2巻が終わった時点で3巻に進むか、曲中心のレッスンにするか、ご本人に決めてもらっています。
今までの経験上、年齢にかかわらず9割がたの生徒が3巻に進むことを選択します。

教則本を使うと言っても、教則本しかやらないというわけではありません。
進度に合った独奏曲、二重奏曲も平行してレッスンしていきます。
おさらい会のときは、個人レッスンの生徒さんで集まってアンサンブルもします。
グループレッスンでは、教則本と、みんなで一緒に弾ける曲を1~2曲練習します。

独奏曲はもちろん、やさしい合奏曲でも、基礎が無くては弾けません。
同じ曲ばかり繰り返しやれば、その曲は弾けるようになるでしょうけれど・・・。
教則本は、無理なく着実に力がつくようにできていると思います。

でも、ときどき「教則本はやりたくない」「楽しく曲を弾きたい」という方に出会います。
曲は楽しくて、教則本はつまらない。
そうでしょうか。

どんな曲でもスラスラと弾けるならそれでもいいですが(そういう方はレッスンに来ないかも)、ひとつひとつの音がきちんと鳴らせないようであれば、合奏にもなりません。
他の教室で教則本をやった、という方には、実際弾いていただいて、その様子で判断しています。
「やった」「終わった」と「できる」は別のものですから。

特に教則本経験者に「教則本嫌い」が多いように感じています。
それほどまでに毛嫌いするには、レッスンで何か嫌なことがあったのかしら、と心配してしまいます。
やって損はないと思うんですけどね。

でも、何事も好きな人もいれば嫌いな人もいるわけで、そんな気持ちも汲みつつ、うまく指導していけたら、と思います。
個人レッスンであれば生徒の希望(曲だけレッスン)に沿えますが、グループレッスンだとそうもいきません。
その点、どうかご理解の上、体験レッスンにお越しください。


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