1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

身体で覚えよう

2007年02月28日 | Weblog
昨日の話の続きのようなものです。

若い頃覚えたことは忘れない、と書きましたが、もちろん、大人になってからは覚えられないというわけではありません。
確かに、飲みこみは若い人のほうが早いですが、大人も(高齢でも)ちゃんと弾けるようになります。

「指は動かすものではなく、正しくイメージしていれば動くもの」と、以前読んだ本に書いてありました。

「一音一音に心を込めて弾いた音は、人の心に届く」

本当にそう思います。
初心者の方でも、とても胸に響く演奏をする方が実際いらっしゃいます。

逆に、技術をひけらかすだけの「どーだ、まいったか奏法」には、こちらは引くばかりです。
感動するどころか、残念な気持ちになります。


それはともかく、年を重ねてから新しいことを学ぶのに難しい点は、子供の頃より「照れ」や「プライド」があることだと思います。
さらには、頭で考えてしまうこと。

わかりにくいリズムの曲を弾くときに、「歌いながら一緒に弾きましょう」と言ってもウンともスンとも言わない人。
小節の頭に身体を動かすことを提案しても、微動だにしない人。
何を言っても、譜面から目を離さない人。
こういうタイプはなかなか難しいです。

まず話を聞こう、間違えてもいいからやってみよう、先生の真似をしてみよう、こう思える人は上達します。
弾きながらちゃんと声を出して歌える人はだいじょうぶ、というのが私の持論です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする