定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

「ツール・ド・シルクロード20年計画」中国・甘粛03 敦煌02

2018-02-20 15:02:19 | ツール・ド・シルクロード 中国/新疆
     

中国の敦煌へ「ツール・ド・シルクロード20年計画」で行ったのは、1995年と1996年のことだった。その後、敦煌の郊外にある遺跡を、漢の時代、唐の時代、壁画とテーマを設けても訪問しています。

敦煌の莫高窟は、日本からの観光客だけでなくヨーロッパからの観光客の姿も多い。ところが、最近は1日に3000人だけが本物を見る事ができて、そのほかの人はレプリカだけの見学となっているらしい。

       

以前は、安西市からサイクリングで敦煌の莫高窟へ直接行き、翌日に見学することもできた。幹線道路から莫高窟までの距離は10キロほどあるのだが、ずっと上り坂だった。莫高窟は川沿いにあるから当たり前のことだが、100キロほど走った後の緩い上り坂はきつかった。

莫高窟での見どころは、16窟、17窟だと思っている。敦煌が発見されたきっかけになっているからだ。10回以上中に入って見学することができた。小さな窟だ。莫高窟へ行くときには、ぜひとも見てほしい。また、事前に敦煌が発見されるきっかけとなった本も読んでほしいものだ。莫高窟を見る目が、ずいぶんと変わってくると思われる。

  

莫高窟の周辺にはお墓もある。莫高窟が観光化される前に、考古学などの研究者としてこの地に赴いた研究者のものだ。ぜひともこれらを巡ってもほしいものだ。

  

敦煌の郊外には、漢の時代の遺跡も多い。漢の時代の万里の長城の遺跡も、ほったらかしのものがある。漢の時代の玉門関からから15キロ西へと歩いたことがある。旧い時代のコインも落ちていた。バスの旅だけでなく、歩いて古の旅人の足跡を巡ることで、コインや遺物など、様々な過去の暮らしの痕跡に出会うチャンスにつながるかもしれない。シルクロードの古の旅や歴史にふれることになるだろう。

 

敦煌には、日本語や英語、ドイツ語やフランス語などの語学を学ぶことのできる学校もある。敦煌には外国人の観光客も多いが、お土産屋さんも多い。その子供たちが、夏休みなどの時にお土産屋さんを手伝っており、観光客にとっても重宝している。



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