ペンション「しるふれい」ブログ    

2012/08/01(水):こんなこと判っていることなのに・・・。

本日の地元新聞記事

上高地の猿 進む人慣れ 河童橋周辺に新たな群れ

 

多くの観光客が散策する遊歩道に現れたニホンザル=7月上旬、上高地バスターミナル付近

 北アルプス上高地で近くに観光施設が立ち並ぶ河童橋周辺を拠点に10匹ほどのニホンザルの新たな群れができ、それが定着したことが31日までに、環境省の調査で分かった。同省は上高地一帯の猿の数が毎年10匹程度ずつ増えてきたことなどが原因と推測。観光客の食べ物が奪われるなどの被害報告はないが猿の人慣れがいっそう進んでいるとし、同省は今夏から新たな群れが活動する上高地中心部を重点に猿の追い払いを強化している。

 ことし3月までの同省の調査報告によると、2010年度に河童橋周辺を拠点に活動する猿13匹の新たな群れを確認。翌年度も10匹確認した。本年度も河童橋周辺の梓川左岸を中心に小梨平から上高地バスターミナル付近での行動が何度も確認されている。

 同省松本自然事務所(松本市)によると、上高地周辺の猿はこれまで田代池付近を拠点に活動する「田代群」(約40匹)、明神を拠点にする「明神群」(約80匹)の二つの群れがあった。猿には発信機が付けられ、行動範囲や数などを毎年確認している。河童橋周辺の新たな群れについて同事務所は、他の二つの群れで毎年数が増える中で、群れから分かれた猿で構成された―との見方を示す。新たな群れは観光客への威嚇や遊歩道でのふん害などが問題になっているという。

 野生鳥獣の生態に詳しい県林業総合センター(塩尻市)の岡田充弘主任研究員によると、中心的な雌が群れを率いる。群れの勢力関係が崩れたり、餌の環境が良くなったりなどすると、群れは分かれる。多くの場合は百匹程度の群れが分かれるが、それ以下でも分かれることもある。岡田さんは「人慣れが進んでからでは対策は難しい。徹底的に人に近づけさせないようにしないといけない」と話している。

 同事務所は、今夏から猿の追い払い対策を強化。地元のボランティア団体や宿泊業者らと一緒にパチンコや石を投げるなどして威嚇する回数を増やしている。山の奥の方まで追い掛けることなども計画しており、同事務所は「人的な被害が出る前に地域の人と協力しながら、追い払いを徹底させたい」としている。


お読みいただいた通りなんですが、こんな事(猿の人慣れ)随分前から判ってい
ましたよね?

何をいまさら・・・という感じもします。
「人慣れ」をさせないために、この地域の人達はどれだけ苦労をしてきたことか!
電気柵をはりめぐらし、有刺鉄線を張り、カラスの風船が良いと言われれば吊るし
、CDのように光るものが効果が有ると言われ、吊るしたことも・・・。

皆、猿撃退法には頭を悩ませていました。

何故って・・・。
丹精込めて作った作物を、みんな自分達の食料にしようと「食い荒らし」に来るか
らです。

故に「猿」を見れば、必ず追い払っていました。
こんなことを繰り返していると、猿は人を見れば逃げる・・・ということを世代を継ぐように教えられているようです。
事実、ペンション隣の畑にも猿は来ます。 けど僕らが一歩外に出て猿と目を合わせたとたん、猿は山へ逃げて行きます。
これがお客様(人間)であっても、猿は必ずそう(逃げる)します。

ここにあるのは、動物(猿)と人間との「距離間」が保たれている、結果だと思ってます。




 


 
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