四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

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カンテツな女 最終回 貨物船船長・寺田美夏さん

2010年03月03日 00時39分36秒 | 日毎起こること
途中から見る。
女性が髪を結いながら、「わたしは化粧はしないんです」と言っている。
2畳半ほどの部屋にはベッドがあり、随分狭いところに生活しているもんだ。きっと日雇い派遣の女の子だろうかと、思いながら見ていると、旦那と一緒の写真が出てくる。結婚しているのか? それにしても狭い部屋に住んでいる。旦那とは会えないらしい、何故か三ヶ月ほど仕事をして一ヶ月休むというから旦那は船乗りだろうと推測が付いた。だんだんおかしな雰囲気になり、2畳半ほどの部屋から出ると、自宅の中の狭い一室を自分用に作ったのかと思うと、今度は階段の下へ降りていく。ここで分かったこれは船の中だ。この女性がここで働いているのだ。掃除婦でもやっているのかと思った。彼女は下の食堂に降りて一人でご飯を食べている。ハンバーグと焼き鳥とみそ汁。随分質素である。いつも一人で食べるらしい。番組表も見ていないわたしはまだ彼女の職業が分からなかった。わたしも少しは船舶の勉強はしたので、船舶無線か何かかと思うようになってはいた。あるいは二等航海士くらいだろうか? 食事を済ませて階の上へ上がっていくと、船長室に入った。これでもわたしは船長専用の娼婦かな? そんなものはあるはずがない。やはり掃除のために船長室に入ったのだろうかと思っていると、歌声が聞こえだした。そしてその後操舵室に入ったのである。


薄化粧か化粧をしない女性が好きな方で、この船長も化粧無しで仕事をこなす。
素顔が魅力あるから、惹き付けられるものは持っている。たとえ附子でもでも女性の素顔が好きである。顔は親から貰った面もあるが、天から頂いたものである。どんな顔にもその人間の歴史が刻まれている。整形するとその歴史は台無しになる。だから人の顔は重要なものである。

この女性が船長なのだ。なんとも驚いた! 働く女性が好きだが、ガテン系の女性に魅力を感じる。勝間和代のような資格試験を取ることで偉ぶっているような人間は好きにはなれない。実質的な技術を伴う仕事、たとえば杜氏の相澤晶子さんのような人間が好きである。

この番組を見逃した人は再放送がある。わたしも最初からもう一度見たいと思っている。

yahoo番組

カンテツな女 <終>「第7夜 貨物船船長 寺田美夏」
貨物船「翔洋丸」船長の寺田美夏28歳。国内航路のコンテナ船では初の女性船長だ。午後4時神戸港を出発。朝広島に着くまでの一晩に同乗。ガッツのある生き方を紹介する。
今回は、瀬戸内海をゆく貨物船「翔洋丸」船長・寺田美夏さん(28歳)の“カンテツ”。寺田さんは、国内航路のコンテナ船では初の女性船長。1回の航海は約15時間。午後4時に神戸港を出発。見張り兼操縦を、航海士2人と交代で務める。狭い水路を双眼鏡やレーダー、海図、潮の流れなどのデータを駆使し、果敢にかじを切る。寺田さんの一晩の航海に同乗し、ひたむきに自らの生き方を切り開こうと模索する姿を描く。
出演
【出演】貨物船船長…寺田美夏,【語り】加藤恵子
スタッフ



NHK

第7夜 貨物船船長 寺田美夏

第7夜

2010年3月3日(水) 午前0時10分 (火曜深夜)
[再] 2010年3月29日(月) 午前3時08分(日曜深夜)
☆ 第7夜は、瀬戸内海をゆく貨物船「翔洋丸(しょうようまる)」船長の寺田美夏(みか)さん(28歳)。広島・神戸間を往復し自動車部品のコンテナを運ぶ。国内航路のコンテナ船では初の女性船長。男社会に飛び込んだ、ガッツのある女性だ。
一回の航海は約15時間。午後4時に神戸港を出発。見張り兼操縦を、航海士2人と交代で務める。寺田さんは世界でも稀な難所・来島(くるしま)海峡通過を含む、深夜2時から朝7時までを担当。狭い水路を、双眼鏡やレーダー、海図、潮の流れなどのデータを駆使し、果敢に舵を切る。高価な積み荷と4人の船員の命を一身に担う重責。「だからこそやりがいがあります」と明るい。
私生活では2年前に結婚。「3か月続けて乗船し、1か月休暇に帰る」寺田さんを、サラリーマンの夫が川崎の自宅で待つという型破りな夫婦だ。
寺田さんの一晩の航海に同乗、ひたむきに自らの生き方を切り開こうと模索する姿を描く。




NHK

3月2日(火)深夜0:10からの「カンテツな女」は・・・

こんばんは。第7夜「貨物船船長」を担当したディレクターです。


瀬戸内海では、朝、港に荷を届けるため、夜な夜な貨物船が海を行き来している・・・そんな話を聞いて取材を始め、昨年夏に誕生したばかりの女性船長さんと出会いました。なんとまだ20代の若さです。

彼女と話していて気持ちがいいのは、よけいな「言い訳」が一切ないこと。
常に自分のやりたいことにがむしゃらに突進し、実現してしまう力強さ。
「女で船長?」「ダンナ様を3か月、家に残して船に乗ってるのか?」など、おそらく多くのやっかみや非難もあっただろうに、「他人にこう思われたら嫌だからやめておこう」とか「周りの環境がこうだったからできなかった」とか、そういう言い訳が全くない。自分の思いをひたすらに貫く、まさに「貫徹(カンテツ)な女」です。



取材した私も、おおいに刺激を受け、また勇気づけられました。
こんな女性が日本にも出てきているんだ、こんな生き方もあるんだ

・・・そんな驚きを皆さんにもお届けすべく、この番組を作りました。

ぜひご覧ください。




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