夏目漱石を偲び、その功績を讃える「漱石ネット句会」は回を重ねるごとに、各方面からご注目していただいています。今年は没後100年、来年は生誕150年を迎えることを記念して官民一体となって取り組んでいる「夏目漱石記念年実行委員会」の協賛を得ましたことはまことに喜ばしいことです。
今回も、12月1日(木)にお呼び掛けをしたところ、一日の投句開始から、10日の選句終了まで、わずか一週間あまりにも関わらず、 投句者は40名を数え、126句のご投句があり、全国各地は言うに及ばず、外国からもご参加いただきました。まさにオンライン時代の句会ということになりました。もちろん、「座の文学」である俳句の特性は題詠「漱石忌」に賛同して集まり、取り組む点で少しも損なうことがなかったと言えましょう。ここに、多くの方の参加を得て、選句に迷うほどの優れた作品をご投稿していただいたことに深く感謝を申し上げます。皆様のご協力なくしては成り立たなかったことは言うに及びません。また、お忙しい中に選句と選評をお引き受けいただいた各選者の方々には誠に恐縮の念を抱かざるを得ません。懇切丁寧な選と選評は宝となりました。
さらには、事務の一切を取り仕切られた「インターネット俳句コンテスト協会」の方々、特に俳句大学顧問の高橋信之様には大変お世話になりました。綿密な計画と緻密な作業に当たられ、成功に導いていただきました。更には俳句大学の副学長の五島高資氏には側面からご援助していただきました。
最後に、私の提案に同意し、実行委員になっていただいた方々にはお礼の申し上げようもありません。滞りなく終えることができたのには実行委員の皆様のおかげです。
「漱石忌ネット句会」は今回の成功と反省点を踏まえ、来年度も行う気持ちでいます。その節は今回と同様に、ご参加とご投稿をお願い申し上げます。
第3回「漱石忌ネット句会」実行委員長 永田満徳
平成28年12月11日(日)
第3回「漱石忌ネット句会」を開催していただき、ありがとうございました。来年もまた、よろしくお願いいたします。高橋信之
今年はインターネット俳句センター開設20周年並びに漱石没後100年を記念する句会となりましたが、来年は漱石生誕150年を記念して句会として行いたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
永田満徳