スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

東近江 高木神社の勧請縄

2014年03月06日 | 文化/歴史/技術
旭野神社のすぐ近く、歩けるほどのところに高木神社はあります。ここにも勧請縄があります!旭野神社の通り道だったためにこちらも立ち寄りました。何とこちらのシンボルマークは五芒星です。すぐ隣の旭野神社では六芒星でした。しかも、こちらの六芒星はパイプが細くスマートです。勧請縄の大きさもこちらの方が立派です。鳥居の近くにある両脇の木にくくり付けられているので神秘さは上ですね。高木神社のことは知りませんでした。何何?日吉神社と類似する・・・。境内にある日吉神社本殿は重要文化財で・・・。確かに境内は広々していますし、堂々とした神社でした。しかし、今日は平日の午後です。辺りはしんとして静かです。人家は近くにあるんですが寂しい神社でした。さて、勧請縄についてです。まず、中央の五芒星。いわゆるスター型ですね。☆マークは相当西洋的は印象を持ちます。和風では陰陽師の安倍晴明が使用していました。ここまでくると採用理由を知りたくなります。偶然なのでしょうか。そんなはずないよねえ。このデザインは、黄金比率まで隠されているんだから、図形としても完成度が高い五芒星が何故ここに?と疑問を持つのは当然ではないですか。仮にこの勧請縄で結界を作り、内部(この村のことか)に天災や疫病と思われる厄を追っ払うために、この五芒星が必要だった・・・。んー。違うな。何でしょうねえ。日本にはまだまだよく分からないことがいっぱいあります。トリクグラズという表現もネットで見つけました。鳥潜らず。と文字で書いたと思われますが、鳥が潜ることができない?だから何が起きるの?鳥が災いの根源なの?鳥インフルエンザは関係ないの?不思議ですねえ。ところで旭野神社と高木神社の他にもう一つ山部神社がすぐ近くにあり、そこにも勧請縄があることを後から知りました。しまった!そちらは見学していません。この三社合同のケンケト祭りというのがあるそうですが、どうやら旭野神社と高木神社と山部神社は深い関係があるようです。勧請縄のスタイルも全部違うことも興味津々です。まるでハリー・ポッターのグリフィンドールとスリザリンとハッフルパフのようなもんでしょうか。(レイブンクローはどこなんだ?)今まで、滋賀の道路を無尽に走り回ったはずですが、勧請縄のことなんて気にしていませんでした。面白いマークを見つけていろいろと見て回るのも楽しそうです。

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東近江 旭野神社の勧請縄

2014年03月06日 | 文化/歴史/技術
なんじゃこりゃ?と驚くものが滋賀湖南地区にはあります。皆さんは勧請縄をご存知ですか?主に神社などで注連縄のように水平に縄を張り、そこへ何がしろのマークを縄か材木でかたどり、ぶら下げているものです。勧請吊りと呼ばれることもあります。僕は、数年前にその存在を知り、是非この目で見たいと思っていました。正月に飾るという触れ込みから、普段は目にすることはできないと勘違いしていて、今まで積極的に探していませんでした。奈良から滋賀にかけてのベルト地帯に集中してあるようなので、僕の行動範囲と重なることから、今後見学を続けてみようかと画策しているところです。まず、最初に目をつけたのは旭野神社です。滋賀の山間部は低い山が多いのですが、その中の集落部にひっそりとある目立たない神社でした。見たところ普通の田舎の小さな神社です。創建年代は不詳なんだそうです。いきなり勧請縄を見つけました。やっと出会えたので感動的でした。中央には小枝を結んで六芒星のマークがはっきりとわかります。本来、シンボルマークはサークルとクロスを組み合わせることが基本です。おそらくサークルが省略されています。サークルの接点である結び目を三カ所にした正三角形を二つ用意して、その一つは逆さまにしたデザインと思われます。つまり応用型だと思われます。注連縄には上部に白羽の矢のようなものが等間隔で突き刺さり、下部には、長い注連縄を垂らし白紙が施してありました。毒々しい。しかるべき機関がそうであると保証したわけではありませんが勧請縄は魔除けとされています。六芒星は籠目という言い方もありますが、イスラエルのダビデの星でもあり、厄除けとは、呪術でもあり、魔法でもあり、奇跡でもあります。魔除け用ならば、この注連縄は結界を作り災いをブロックするということなんでしょうか。面白いですねえ。いつからか分かりませんが、氏子によって代々受け継がれていることに歴史の深みを感じます。拝殿にて参拝をしたものの、この勧請縄から離れることができませんでした。どうしてこのような習慣が始まったのでしょう。どうして残ったものと残らなかったものがあるのでしょう。そして、何故スタイル(デザイン)が各々違うのでしょう。どうして旭野神社では、六芒星のデザインを採用したのでしょう。謎が尽きません。僕は、何となく神道とは違う気がしています。滋賀県だけでも160カ所以上ありますからね。楽しみです。

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