セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 75本、 演劇 48本

大阪放送劇団「その受話器はロバの耳」(作/土田 英生 演出/増田 久美子) 於A&Hホール 80点

2024-07-14 17:34:40 | 演劇遍歴
土田氏の作品だから見ておこうと見た演劇でした。とても卑近な話で、また会社勤めをしたことのある人ならだれもが悩む事柄を、実に等身大の距離感覚を持って演じられました。 登場人物がみんなキラキラ輝いており(それなりにみんな影を持ってはいるが)、2時間強の劇はアッという間に終わってしまう。いい小説を読んだ後に残る読後感もさわやか。素晴らしい演劇でした。 前半からちょっといい加減人間めいた役柄だった人た . . . 本文を読む
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メイ・ディセンバー ゆれる真実 (2023/米) (トッド・ヘインズ) 80点

2024-07-14 08:29:48 | 映画遍歴
アメリカでは有名な事件らしいが、それをベースに人間の本質を探った作品です。2大女優の演技激突とでも言いたげな作品構成で、実に演技的にも見ごたえがありました。どうしても女とはなんと男とは違う生き物なんだろうと思ってしまいます。この映画を見て女性不振に陥らないように、、。 鏡の前の二人。人格が同一化していくシーンはベルイマンの「ペルソナ」を思い起こさせる。センセーショナルなこの事件から、人間を深く掘 . . . 本文を読む
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