Sightsong

自縄自縛日記

アンドリュー・ラム『New Orleans Suite』

2018-05-19 07:30:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

アンドリュー・ラム『New Orleans Suite』(Engine Studios、2005年-)を聴く。

Andrew Lamb (ts)
Tom Abbs (b, cello, didgeridoo, perc)
Warren Smith (ds, perc, voice)

一聴いつもと変わらないシカゴ的なサックストリオかとも思えるのだが、本盤には、2005年にニューオーリンズを襲ったハリケーン・カトリーナへの支援という意味が込められている。

従って、1曲目の「Dyes and Lyes」から皮肉とメッセージとが発せられる。というのも、この災害は、黒人貧困層に構造的・人為的な被害をもたらしたからである(「Democracy Now!」の記事)。

"Mother Nature just staged a terrorist act on ou' ass And for once in a loooooong time, not a muslim was blamed"
"We're gonna rebuild it Better than before Of course we'll have to Eliminate the poor. That includes the culture That the place was famous for"

もちろんそのような思いがありつつも、アルバム全体としては、やはり良好なシカゴテイスト。とくにアンドリュー・ラムの確信を込めてくっさく吹くテナーはいつも最高である。コードのなかで敢えてエッジを効かせるでもない。当然、フレッド・アンダーソン、ヴォン・フリーマン、アリ・ブラウン、アーネスト・ドーキンス、ハナ・ジョン・テイラーらと共通するものは自然に見出すことができる。

●アンドリュー・ラム
アンドリュー・ラム+シェイナ・ダルバーガー@6BC Garden(2015年)
アンドリュー・ラム『The Hues of Destiny』(2008年)
アンドリュー・ラム『Portrait in the Mist』(1994年)

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