ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ナムディンお寺巡り 神光寺と普明寺

2014-12-27 12:19:12 | Weblog

12月27日 雨 17℃

ナムディンはハノイの南東60㌔、車で2時間半

その先のタイビン省にある神光寺はベトナムで最大の敷地を誇る大伽藍をもち、そこの鐘楼はベトナム仏教建築における第一の魅力とある

このあたりはのどかな田園風景が広がり、ハノイのような喧騒とスクラップアンドビルドで歴史あるお寺もみんな同じように建てかえられているのと様相が異なり、人影も少なく静かで、日本の古いお寺を訪ねたような気持ちになるほど、のびのびとして落ち着く

神光寺は、李朝3代皇帝、聖宗(1054~1072)の時代から建っていた

 

   

大きな池が前にあり、入口から入ってきた人は、まっすぐ進めず池をぐるりとまわって中に入ってゆく

このお寺でもっとも魅力ある鐘楼は木造3階建て、高さ14メートル、梵鐘は1階にはなく、2階、3階、天井裏に釣り下がっているらしい

天井裏の小窓から外を遠望することは、実にすがすがしく、楽しいとあるのにひかれ、登ってみたいと思っていたのに、たしかに梯子はあるが、南京錠がかかっていて、いまは登れずに、残念

普明寺は李朝期(11世紀~13世紀)には建てられていた、      

そして、陳朝の時代(13世紀)に建てられた14重塔(普明塔)に代表される、ベトナム仏教史上、国宝級の古刹としてきわめて貴重な寺とある

ここで一番の魅力である普明塔は、高さ21メートル、その内部には、陳朝の名君、仁宗の遺骨がまつられていて、仁宗の墓塔になっている

お寺には二基の碑文堂があり、1668年の石碑がおさめられていて普明寺の縁起について書かれた大切なものであるらしい

その大切な碑文を乗せた亀は、子供たちの遊び場になり、そのためか亀の背中はつるつるしてますます、滑り台みたくなっている

              塔の裏も遊べる 

ナムディンまで足をのばすと半日というわけにもいかないので、途中、車がたくさん止まっている食堂に入るが、メニューは鳥のみ、しかも蒸すか油で揚げるかの二拓のみ、私たちは蒸したのにする

 最初は、この地域の名物の鳥肉のソーセージ  塩にライムをしぼってつけると、まあおいしい

   ニワトリのあらゆる部位が乗せられてくる、足はしゃぶれるがさすがに頭はみるだけ食べる勇気はない

      もも肉のお皿と、内臓と春雨の炒め物     これでセットメニュー

ニワトリ一羽残すところなく使われいて、おひとり10万ドン(500円)でおつりがくる

 

これは、街のなかに置かれたクリスマスの飾り

ナムディンおよび、近隣のニンビンは、最初にフランス人がカトリックの牧師さんをつれて南から河を上って来たところなので、ベトナムで最初にキリスト教がひろまった地域だといわれている

教会が多い理由は知っていたが、いつもは教会のある、静かなたたずまいのまちであるはずなのに、季節による街の様相の違いに驚く

ここはクリスチャンの街だったのだ、どの家にもこのようなものが作られている、しかも人の背より大きい

キリスト誕生を模したこれらの岩屋は、肥料とかを入れるビニールの袋にペイントを吹きかけたもの、素朴だが街の人の気持ちがこもっている

この日12月25日、クリスマス当日にベトナムの古刹を二か所廻ったのは偶然だが、不思議の国に迷い込んだ気持ちで、少しカルチャーショックを感じた

 

わたしは明日から日本、お正月を家族とすごし、来年5日にハノイにもどってきます。

みなさま、わたしのつたないブログを読んでくださってありがとうございました、よい年をお過ごしください

そして、来年もまたよろしくお願いいたします

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はっけーん! (さとぴょん)
2014-12-28 14:56:12
やっぱり存じ上げてました!
ここ1年位は拝見してませんでしたが、何かを検索した時に発見して、あれれ??と思った(絶対に知人だ!)ことを覚えています。

今は飛行機ですね。
日本は寒いようなので、体調気をつけてください♪
また戻られたらヨロシクお願いしまーす
返信する
さとぴょんさん (kazu)
2015-01-07 22:43:01
あけましておめでとうございます。
ハノイにもどってきました、今年もよろしくお願いします。
教えていただいた味付けたまご、日本デビューしました。
みんな大喜び、おいしくできました、ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿