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内田樹『困難な結婚』

2016年12月13日 20時45分23秒 | 文学
内田樹『困難な結婚』(アルテスパブリッシング)を図書館で借りて読む。
「はじめに」で、このようなタイトルの本を読んでいたら配偶者に何か言われるのではないか、というような話があり「そんなこと、あるわけないじゃん」と思っていたら、僕の読んでいる本を見て妻にひとこと(たいしたことではないのだが)言われてびっくりした。
今回この本では、
《「看病する」ということの中には「病人に傷つけられる」ということも含まれている》(192頁)
というところが名言だなと思った。
実際にそうだ、ということも少しはあるが、そのように思って看病しておくべきだということだと思う。肝に銘じたい。
そのほか、結婚ということがテーマなので、普段あまり語らない自身の結婚、離婚、子育て、再婚、について語っていて興味深かった。
最近読んだ、内田樹の本のなかではもっともおもしろい本だった。
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