野村証券IRセミナー 医療関連４社

今日は、アメリカ休場ですので、昨日のIRの参加レポをお送りします。

 

昨日は、昼から　野村証券主催　医薬品関連銘柄　４社のIRに参加してきました。

会社帰りで、場所が　いつもの本町のビルでしたので、難波からの歩きでは、開始時間の１３：３０に間に合わず　１４：００頃到着

トップバッターのテルモ　が終了間際でした。

 

海外知名度も高く、外人好みの銘柄の代表格

為替の影響大きく、冴えない業績

１０年後に売り上げ１兆円目指す（現在　３２６０億！）　ぐらいで、終わり（笑）

利益率は、10％程度あるので、高いですね。

しかし、株価は割安感無く、配当も少ないし、優待も自社製品進呈ぐらいしてほしいな・・・・・

外人に真っ先に買われる銘柄なので、日経が急落すれば回復期待でお買い得感が増すと思いますが、普通では買い難いな・・・ 

 

質問

Ｑ1：欧米の営業利益の低い理由

ユーロ安とアメリカは、開発中心の会社を買収しているため高コストで儲けが少ない

海外生産比率　３０％なので、まだまだ円高抵抗力は弱い

Ｑ2：中期計画の有無

新経営陣になり　現在策定中

Ｑ3：注力の分野は？

心臓血管領域が、のびるとみている

Ｑ4：海外生産は、どこまで拡大するのか？

海外売上比率の４５％をメドに考えている

 

お次は、オリンパス

さすがにカメラメーカーだけに、美しい印刷のレジメです・・・びっくり　さて、内容は～

会社の歴史からでしたが、胃カメラに始まり、ファイバースコープ～ビデオスコープ～内視鏡　と医療器具の歴史でもありました。

現在は、胃がんが減少で、大腸がんが増加

医療器具の進化で、口、肛門から挿入して、内視鏡手術を行うものも開発されていて、びっくりでした。

 

カメラでも有名ですが、１７％の売り上げ構成しかなく、医療器具が　42％で、営業利益も２０％の稼ぎ頭

このため、１０年後には、医療関連で１兆円の売り上げを目指す

利益状況から観て、医療以外は　あまり儲かっていない様子

配当も３０円程度で、収益性も高くはないので、卸のメディセオを除く３社では、最も良くない会社です。

技術力は高いが、収益性、財務内容では、お勧めできないですね。

 

休憩挟んで、薬品界の雄　武田薬品

IRは、２度目ですが、主な内容は変わらず

違ったのが、株主還元政策で、自社株買いに触れられていなかったことかな・・・

相変わらず　特許切れの対応に追われている感じで、円高が足を引っ張っている感じ

業績の先行きが良くならない限りは、株価頭打ちが続くと思っています。

しかし、財務内容、配当がいいので、急落もなく　長期保有目的の典型的な資産株の状態にあると観ます。

 

質問

Ｑ1：ジェネリックに対する取り組みは？

自社医薬品開発でも世界では　１５位ぐらいなので、両方を手掛ける力はないと思っている。

したがって、積極参入の意思はない。

ただ、新興国では、ジェネリック中心のところもあるので、このようなところへの参入の際には考える。

Ｑ2：インド市場への取り組み

インドは、頭が良く、人件費が安い

このため、研究開発、ITの委託など、コスト削減を図る投資になるとみている。

生産工場建設の気はない

Ｑ3：Ｒ＆Ｄで他社とのコラボは？

案件によりある。

 

最後に、医薬品卸の　メディパルＨＤ

持ち株会社なので、医薬品以外に　日用品の卸も手掛けている。

日本の卸の特徴は、小規模の薬局が多く、少量多品種のものをこまめに配送する必要がある。

このため、物流のコントロールなどに主眼を置いた内容になっていました。

新たな取り組みでは、他社では真似できない　コンビニ、ドラッグストアと調剤薬局とのコラボ、中国への進出を上げていました。

 

収益性は、売り上げ２兆円も　卸なので低く　配当は、配当性向　２５％　１８円程度

この内容では、株価は、高いが　　私は　スズケンの方をお勧めします。

優待もあるしね

 

お土産

テルモは、体温計です。

太っ腹！

 

配布資料

アニュアルレポートも２社が配布していました。

テルモ＆武田

武田が豪華です。

見よ　この厚さの違い・・・・

 

最後に、質問などから、参加者の関心の高さの順位予想です。

①武田

②テルモ

③オリンパス

④メディパル

 

今回の勉強熱心な株友さん

柿みずきさん、naiさん、kemeさん、nepinepiさん　でした。サンキュ～～