今週は？

週末は、一転急落の相場でしたが、週末のアメリカが持ち直したので前半は、戻りが期待できそうです。

今週は、日銀短観、FOMCが注目材料でしょう。

週内の主な予定
　15日(月)：(日)12月調査日銀短観
　　　　　　(米)12月NY連銀製造業業況指数、10月証券投資収支
　　　　　　　　11月鉱工業生産・設備稼働率、連邦公開市場委員会(FOMC、16日迄)
　16日(火)：(日)10月第3次産業活動指数
　　　　　　(米)11月消費者物価指数、11月住宅着工件数・住宅着工許可件数
　　　　　　　　FOMC政策金利発表
　17日(水)：(米)7-9月期経常収支、OPEC総会
　18日(木)：(日)日銀金融政策決定会合(19日迄)
　　　　　　(米)11月景気先行指数、12月フィラデルフィア連銀業況指数
　19日(金)：(日)10月全産業活動指数、日銀政策金利発表、白川日銀総裁会見

http://www.morningstar.co.jp/news/schedule/

　日本の経済指標では、15日の12月調査日銀短観が注目され、予想は
　大企業製造業業況判断(DI)-23、大企業非製造業業況判断-9。既に相当の
　悪化は織り込み済みかもしれないが、大企業製造業で-30を越えて悪化
　すれば、短期的にネガティブな反応もありそうだ。また市場が必ずしも
　十分な織り込みが出来ていないとすれば、設備投資計画の下方修正の度合い
　に注意が必要かもしれない。前回9月調査分は、大企業製造業業況判断(DI)
　：-3（予想-2、前回+5）12月予測-4、大企業非製造業業況判断：+1、
　12月予測-1、2008年度大企業・全産業の設備投資計画：前年度比＋1.7％、
　2008年度中小企業・全産業の設備投資計画：前年度比‐12.9％。

　さらに、18-19日に日銀金融政策決定会合がある。
　4日にECB、英中銀が大幅利下げを実施、9日発表の日本7-9月期GDP2次速報は
　下方修正されている(前期比年率-0.4％から-1.8％へ)。そして15日の12月
　調査日銀短観は悪化が見込まれ、15-16日の米FOMCでは利下げが確実視
　される状況にあり、今回日銀会合においても何らかの緩和措置が打ち
　出されるかもしれないとの思惑が出やすい感じがある。

http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=7884

　米主要経済指標のポイント
　(15日)
　○(米)12月NY連銀製造業業況指数：予想は-27.0。
　12月の製造業の業況感の嚆矢となる。11月ISM製造業での先行性のある
　受注DIなどの大幅下振れがあり、また唯一の明るい点であった輸出受注
　DIも低迷。前月からの悪化はありうるところ。前回11月分は-25.43
　（予想-26.0、10月-24.62）。○(米)11月鉱工業生産・設備稼働率：
　予想は鉱工業生産-0.5％、設備稼働率76.0％。

　11月雇用統計における総労働時間指数において、製造業は前月比-2.5％、
　鉱業が同-1.0％、公益も同-1.6％と、下振れリスクが高い。
　ただ、ボーイング社操業再開が雇用統計以降にどの程度押し上げするかが
　波乱要因。前回10月分は、鉱工業生産は前月比+1.3％（予想+0.2％、
　9月-3.7％←-2.8％）、設備稼働率は76.4％（予想76.4％、9月75.5％
　←76.4％）。

　(16日)
　○(米)11月消費者物価指数：予想は前年比+1.9％、コア+2.1％。
　ガソリン価格は前月比2割減であり、全体指数はそれだけでも抑制されよう。
　一方、コアも、11月輸出物価の大幅低下からは、コンセンサス以上に抑制
　される可能性がある。前回10月分は前月比-1.0％（予想-0.8％、9月+0.0％）、
　前年比+3.7％（予想+4.0％、9月+4.9％）、コアが前月比-0.1％（予想+0.1％、
　9月+0.1％）、前年比+2.2％（予想+2.4％、9月+2.5％）。

　○(米)11月住宅着工件数：予想は住宅着工件数が75万戸、住宅着工許可件数
　　が70万戸。
　10月の許可件数の70.8万戸からすると、11月着工にはやや下振れリスクが
　ありそう。先行性のある許可件数に特に注目。FRBのモーゲージ債買い入れ
　により住宅ローン金利が急低下しており、そこからの浮揚がありうる一方、
　所得環境の全般的悪化もありえ、リスクは均等。前回10月分は、住宅着工
　件数が79.1万戸、前月比-4.5％（予想78.0万戸、9月82.8万戸←81.7万戸）、
　住宅着工許可件数が70.8万戸、前月比-12.0％（予想78万戸、9月80.5万戸）、
　修正73万戸。

　(18日)
　○(米)12月フィラデルフィア連銀業況指数：予想は-40.0。
　NY連銀指数の仕上がりで織り込みも変わってくる可能性が高いが、ISMなど
　の先行性のある項目の底割れから、下振れリスクがある。前回11月分は
　-39.3（予想-35.0、10月-37.5）。

決算予定

◇◇◇12月15日（月）◇◇◇
くらコーポ(2695)
ジー・エフ(3751)
インスペック(6656)
ＭＰＴ(3734)
スバル興業(9632)
ポイント(2685)
◇◇◇12月16日（火）◇◇◇
パーク２４(4666)
イハラケミカル(4989)
ナイガイ(8013)
丸善(8236)
ニトリ(9843)
◇◇◇12月17日（水）◇◇◇
クミアイ化学(4996)
アスクル(2678)
コーセル(6905)
◇◇◇12月18日（木）◇◇◇
オハラ(5218)
シーイーシー(9692)
ツヴァイ(2417)
スリーエフ(7544)
西松屋チェーン(7545)
平和堂(8276)
◇◇◇12月19日（金）◇◇◇
クスリのアオキ(3398)
あさひ(3333)
イオンファンタジー(4343)
ハイデイ日高(7611)
アークランドサカモト(9842)