先週の動き
【日経平均】
2009/06/12 10135.82 ↑ 154.49
2009/06/11 9981.33 ↓ -10.16
2009/06/10 9991.49 ↑ 204.67
2009/06/09 9786.82 ↓ -78.81
2009/06/08 9865.63 ↑ 97.62
【TOPIX】
2009/06/12 950.54 ↑ 9.89
2009/06/11 940.65 ↑ 3.64
2009/06/10 937.01 ↑ 18.77
2009/06/09 918.24 ↓ -8.65
2009/06/08 926.89 ↑ 10.33
主な予定
15日(月):(日)日銀金融政策決定会合(16日迄)
(米)6月NY連銀製造業業況指数、4月対米証券投資
6月住宅建設業者指数
16日(火):(日)日銀政策金利発表、白川日銀総裁会見
(米)5月生産者物価指数、5月住宅着工件数・住宅着工許可件数
5月鉱工業生産・設備稼働率、BRICs首脳会議
17日(水):(日)6月日銀金融経済月報
(米)5月消費者物価指数、1-3月期経常収支、
18日(木):(米)5月景気先行指数、6月フィラデルフィア連銀業況指数
ガイトナー米財務長官証言(金融規制改革案)
19日(金):(日)日銀金融政策決定会合議事要旨(5/21-22)
日本の予定
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=12606
全体の予定
http://www.morningstar.co.jp/news/schedule/
日本のポイント
15-16日に日銀金融政策決定会合が開催される。16日に政策金利発表、午後3
時30分から白川日銀総裁の会見がある。
金融市場の回復、景気では日本の生産関係指標の上振れ、4-6月期は(場合
によってはかなりの)プラス成長が見込まれることから、景気は底を打った
との認識が日銀でも支配的になるとみられ、今回は全くの音無しとなりそう
。市場には、日銀の「出口戦略」=異例の金融緩和の巻き戻しが議論される
との観測もあるが、景気の足取りの覚束なさ、夏場にかけてのデフレ、特に
7月以降の国債増発の矢先に「出口」が前面に出るのは、日銀としてはおよ
そ得策ではないと考えられる。したがって、将来の可能性としての議論はさ
れても、まだ先という位置付けとなろう。
米主要経済指標のポイント
(15日)
○(米)6月NY連銀製造業業況指数:予想は-2.12。
6月の一連の製造業指数の一番手となり注目される。コンセンサスは改善を
見込んでおり、全米規模のISM指数5月とは整合的な予想だが、先行性のある
5月NY連銀指数の「新規受注DI」はむしろやや悪化(今月の生産減を示唆)
。一方で、同月の在庫DIは改善(在庫積み増しのための生産増を示唆)、ま
た、雇用は改善しそうなことを考慮すれば、6月はコンセンサス並み程度の
改善はありそうだ。前回5月分は-4.55(予想-12.00、4月-14.65)。
(16日)
○(米)5月生産者物価指数:予想は前月比+0.4%。
12日の輸出入物価の実績によってコンセンサスは動きうることに留意しつつ
、ガソリン価格は4月比+10%の上昇、かつ季節調整係数はほぼ中立なので、
全体の上振れリスクを高める方向に働く。ただし、最終需要は弱く、出荷段
階のコア指数はまだ抑制されたものとなりそうだ。前回4月分は前月比+0.3
%(予想+0.2%)、コアは前月比+0.1%(予想+0.1%)。
(16日)
○(米)5月住宅着工件数・住宅着工許可件数:予想は、住宅着工件数が49万
戸、住宅着工許可件数が50万戸。
5月の住宅着工は、モーゲージ金利の上昇傾向が一定の駆け込み需要を生む
可能性から、底堅いものとなりうる。上振れには市場は好意的に反応しよう
。ただし、6月に入ってモーゲージ金利は一段と上昇しており、金利先高観
からの駆け込み需要の持続性と住宅取得力問題の綱引きとなる可能性がでて
きて、不確実性も高まることに留意したい。前回4月分は住宅着工件数が45.
8万戸(予想52万戸、3月52.5万戸←51万戸)、住宅着工許可件数が49.4万戸
(予想53万戸、3月51.1万戸←51.6万戸)、修正値49.8万戸。
(16日)
○(米)5月鉱工業生産・設備稼働率:予想は、鉱工業生産が-0.5%、設備稼
働率が68.6%。
雇用統計の「製造業」・「鉱業」・「公益」の「総労働時間指数」は全て前
月比で比較的大きく低下しており、その後の自動車関連の工場閉鎖などから
、コンセンサスには下振れリスクがありそうだ。前回4月分は、鉱工業生産
指数が前月比-0.5%(予想-0.6%、3月-1.7%←-1.5%)、設備稼働率が69.1
%(予想68.8%、3月69.4%←69.3%)。
(17日)
○(米)5月消費者物価指数:予想は前年比-0.9%、コア+1.9%。
生産者物価の項で全体に上振れリスクとしたが、消費者物価ではややラフに
は季節調整係数が押し下げる度合いが相対的に大きい。したがって、全体へ
の反応は、特に生産者物価が予想通り上振れて市場が身構えている場合、番
狂わせとなる可能性が高まる。前年比は、前年のガソリン高や最終需要の弱
さが響き、夏場にかけて水面下が続きそうだ。コアも、消費者の問題からま
だ加速してゆく地合いにない。前回4月分は、前月比0.0%(予想+0.0%、3月
-0.1%)、前年比-0.7%(予想-0.6%、3月-0.4%)、コアが前月比+0.3%
(予想+0.1%、3月+0.2%)、前年比+1.9%(予想+1.8%、3月+1.8%)。
(18日)
○(米)6月フィラデルフィア連銀業況指数:予想は-16.4。
NY連銀の実績で市場の織り込みも変わるが、前月はNY連銀指数に比べ出遅れ
感があったため、キャッチアップ的な改善はありうるところだ。フィラデル
フィア指数でも、5月の新規受注減と在庫DIの動きの矛盾があることに留意。
前回5月分は-22.6(予想-18.0、4月-24.4)
決算予定
◇◇◇6月15日(月)◇◇◇
サトウ食品(2923)
メビックス(3780)
ラサールJ(8974)
FCR(8975)
◇◇◇6月17日(水)◇◇◇
コーセル(6905)
◇◇◇6月18日(木)◇◇◇
スリーエフ(7544)
平和堂(8276)
◇◇◇6月19日(金)◇◇◇
ツヴァイ(2417)
あさひ(3333)
ジーンズメイト(7448)
西松屋チェーン(7545)
ニトリ(9843)
セキド(9878)
おまけ
竹田爺さん インタビュー
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/interview/top&art=13
ロイターから
ジム ロジャーズ、澤上親分、柴田明夫 インタビュー
http://pr.reuters.co.jp/features/090601bonus/