主な予定
18日(月):(米)5月住宅建設業者指数
19日(火):(米)4月住宅着工件数・住宅着工許可件数
20日(水):(日)1-3月期GDP1次速報
(米)FOMC議事録(4/28-29)
21日(木):(日)日銀金融政策決定会合(22日迄)、3月第3次産業活動指数
(米)5月フィラデルフィア連銀製造業業況指数
4月景気先行指数
22日(金):(日)日銀政策金利発表、白川日銀総裁会見
全体の予定
http://www.morningstar.co.jp/news/schedule/
日本の予定
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=11880
日本の主要経済指標のポイント
(20日)
○(日)1-3月期GDP1次速報:予想は、前期比-4.2%、前期比年率-15.7%。
鉱工業生産や実質消費、純輸出などの下押しから、「戦後最悪」「G7で最悪
級」となるとみられる。しかし、仮にコンセンサス比で下振れても、生産の
指標などが下げ止まったり、前月比プラスに転じたりするなど、政府も景気
見通しを上方修正、補正の効果も今後出てくるという現在の局面では、円売
りはそう長くは続かないと思われる。前回10-12月期2次速報は、前期比-3.2
%、前期比年率-12.1%(前期比年率予想-13.4%、1次速報前期比-3.3%、
前期比年率-12.7%)。
米主要経済指標のポイント
(19日)
○(米)4月住宅着工件数・住宅着工許可件数:予想は、住宅着工件数が52万
戸、住宅着工許可件数が52万戸。
春の住宅購入シーズン入りで、注目される。住宅ローン申請件数は底堅いも
のの、借り換えが中心。また、差し押さえ物件が猶予期間満了で足元で顕著
に増えているので、それとの競合では着工には今後翳りがでてくる可能性に
留意したい。なお、18日公表のNAHB(全米住宅建設業協会)指数の実績で織
り込みが変わりうるが、現時点のNAHBのコンセンサスからの類推では、住宅
着工のコンセンサスは順当な線。前回3月分は、住宅着工件数が51.0万戸、
前月比-10.8%(予想54.0万戸、2月57.2万戸←58.3万戸)、住宅着工許可件
数が51.3万戸、前月比-9.0%(予想54.9万戸、2月56.4万戸)、修正51.6万戸。
(21日)
○(米)5月フィラデルフィア連銀製造業業況指数:予想は-17.2。
4月のフィラデルフィア連銀指数では、生産は低下したものの「新規受注」
DIが大きく改善するなどして市場予想を上振れた。受注の先行性からは、今
月も改善を見込めるが、コンセンサス比でいけば、上下のリスクは均等程度
。前回4月分は-24.4(予想-32、3月-35)。
5月21-22日に日銀金融政策決定会合が開催される。今回は、鉱工業生産の改
善や海外経済の縮小ペース鈍化、株式市場の落ち着き、「五月危機」といっ
たリスクが回避される可能性の高まりから、現状維持が見込まれる。唯一影
響を与えうるリスクがあるとすれば為替市場の急変か。22日に政策金利が発
表され、白川日銀総裁の会見がある。