侍タイムスリッパー、ようやく観に行けました。パチパチ!
平日昼間だけど混んでた、、、、
タイムスリップ、時代劇の監督を夢見る女子、、、、、とくれば、『サマーフィルムにのって』でしょ!
ですが、今作は、現代にタイムスリップした幕末の侍が主人公です。
以下、ネタバレあり(反転させて読んでくださいまし)
タイムスリップものの定石で、前半は笑えるシーンが多いです。
そして時代劇の助監督役の沙倉ゆうの演じる山本優子なんですが、シワシワネームが似合い過ぎる清純な役柄で、大人かわいく、高坂新左衛門が惚れるのも無理はありません。
ピアスの穴が気になったけど低予算映画だから仕方ないね。
あと、西経寺住職夫妻に「あまりにも鈍くないか?いっしょに暮してんだから、本物の侍だと気付かないか?」と思いましたが、まあ、聖職者なんだからそれくらい浮世離れしててもいいでしょう、、、、、(^^;)
さらりとは流せないシーンだったのは、ショートケーキを食べて、
「日ノ本はこんな菓子を普通に食べられるくらい豊かになったのか、、、、」
と涙するところ。なんだか申し訳ない気持ちになりました。「物は豊かになったけど、精神は荒廃してるんだ、ごめん」って。
どこに着地するのかなあ、と思っていたら、タイムスリップの先輩がいたという流れ。そして後輩も(^^;)
自分の過去を悔やんだり、境遇を呪ったりせず、「今を懸命に生きる」という気付きには大いに共感できました。
「それは今日ではない!」の使い方も笑って終われて良かったです。
ただ、時代劇ってこういう使い方(昔は良かったけど今は斜陽だという)しかできないのかなあ。
分かりやすいとか勧善懲悪とかって線は、あまり注目されませんね。一話完結でどこからでも見られるとか。
まあ、そういうのが今どきは流行らないということなのか、、、、
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