Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

なかなかしぶとい台風10号

2016年08月30日 22時09分15秒 | 天気と自然災害
 昼前には雨があがり風もおさまった。予報どおりに午後からは晴れるかと期待したが、16時過ぎまでずっと厚い雲が横浜の上空を覆っていた。時々ぽつりと雨も降ってきた。
 午後は久しぶりにウォーキングをしたいと思っていたが、断念。家電量販店でプリンターのインクを購入するために横浜駅までいつものとおり歩いて出かけた。時々ぽつりと振ってきたが、傘は差さなくても問題はなかった。
 夕刻も歩いて帰ったが、途中まではまだ時折小粒の雨が落ちてきた。ところが16時を過ぎた途端にあっという間に西と南の雲が無くなりすっかり晴れてしまった。その間わずかに10分ほどしか経過しなかった。低い西日に向って歩いていたため、眩しくて前を見ることが出来なかった。
 慌てて家まで戻り、リュックや財布を置いて、ウォーキングに出かけた。8000歩ほどをちょうど1時間かけて歩いた。終始陽射しはとても強かったが、思ったよりは湿気もなく、気温も上がらなかったのが嬉しかった。

 これで横浜の台風の影響はなくなったと思っていたら、20時になった途端にこんどはとても強い風が吹き始めた。今も団地の樹木が大きな音を立てている。ベランダの朝顔の鉢が3つ共倒れ、あわててベランダの隅っこの風の来ないコーナーにまとめた。
 セキセイインコも窓を開けた途端におびえたように身を寄せていた。

 22時現在も風は変わらずに強い。あと2000歩ほどで2万歩なので風が止めば団地の外を一周してきたいのだが、風が引き続きうなりをあげている。何が飛んでくるかわからない。

本日の読了「中世倭人伝」(村井章介)

2016年08月30日 20時19分30秒 | 読書
   

 岩波新書の復刊である「中世倭人伝」(村井章介)をようやく読み終わった。ベッドの脇に読みかけのまゝ放置していて、昼間に気がついて慌てて読了した。
 1993年というから今から23年前に刊行された。当時刊行されたことを知ってはいたが、すっかり忘却していた。ツィッターの情報で復刊を知った。先月20日に「第7刷」として発行された。
 15世紀の前期倭寇の時代を扱った歴史の入門書は少ないが、引用してある「朝鮮王朝実録」は「倭寇」といわれた人々(決して「倭人」ばかりではない)の逞しく、ボーダーレスの生き様が生き生きと伝わってくる。また明と室町政権の支配力が境界領域で弱まったことで跋扈した彼ら倭寇、そうはいっても「倭」の側ではまだ対馬島主の宗氏の支配力が一定機能していた。それが次第に宗氏の手から五島列島の影響下の「倭寇」の存在が大きくなるまでを描いている。

 ちょうどバブル時代の最末期の時、あとがきには次のように記載されている。

「相手側の都合をかえりみず、しかも相手の論理を逆手にとって、最大の貿易利潤を獲得しようとする「倭人」たち。かれらはもしかするとエコノミック・アニマルの遠い祖先かもしれない。あるいは、朝鮮側の政策的対応をふみこえて、かぎりなく「三浦」を傍聴させいいった「倭人」たち。かれらの姿には、いつのまいか、今の日本社会にあふれる「アジア系の出稼ぎ労働者がタブってしまう。「ボーダーレス」の時代という点で、中世はあんがい
現在に近いのかもしれない。」

 その後の後期倭寇の時代、秀吉の朝鮮出兵を経て、「清」が成立、日本でも徳川の時代となり鎖国政策へ変わり、倭寇の時代は終了する。新規の政権の力の回復と、ナショナルな世界へと変容していく。現代をどのような様相とダブラセるか、なかなか刺激的である。
 当時の政治史からの整理は同じ村井章介氏による「分裂から天下統一へ(リーズ日本中世史4)」(岩波新書)がおなじ7月20日に新刊として書店に並んだ。こちらも購入してあるがまだ目を通していない。対になる書と思われる。早目に目を通したい。

横浜では雨は小降りに‥

2016年08月30日 10時39分04秒 | 天気と自然災害
      


 横浜の私の家の付近では、雨が小降りになるとともに先ほど一瞬、日がさした。5分ほどであったが、とても強い日射しだった。一晩中降った雨に洗われたような青空であった。現在はまた厚い雲に覆われている。
 しかし蝉は元気である。ミンミンゼミが中心に、賑やかに団地内の木々で鳴いている。レーダーの画像を検索すると、現在は南関東付近では雨の区域は傾向としては北から南へ少しずつ流れている。時々は西から東へと動く雨の区域もあるようだ。特に強い雨は表示されておらず、だいたい時間雨量10ミリ未満。

 台風10号の進路予想はほとんど変わっていない。予想円の中心は昨晩段階よりはほんの少し北に寄ったように見える。石巻あたりを中心線が通っている。
西に、沖縄方面に向かっていた時はジグザグに進んでいたが、現在の軌跡はスムーズで、予報の範囲内におさまっている。被害発生の予想は外れてほしいものであるが‥。

 横浜では午後からは晴れるという予報なので、このまま雨はおさまるようだ。