さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
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30 2003.06.20 灰の記憶 (渋谷イメージフォーラム)

2003-06-20 01:00:00 | 映画日記2003
戦争映画ってやはり好きじゃないなってまた思ってしまったが、この映画はすごく好感持てる秀作だと思う。

ユダヤ人迫害を描いたアウシュビッツでの悲惨な出来事を描写している。しかし、ドイツ軍の姿とユダヤ人の姿が対等に表現されているところが好感のもてる所以だと思う。謀反を起こそうとするユダヤ人、それを解き明かそうとするドイツ軍、ドイツ軍将校とユダヤ人医師と、ワンサイドに描かれているわけではないので緊張感がある。そして、ガス室から奇跡に生還する少女を匿う事件が起こる。少女の存在はユダヤ人作業者の一瞬の清涼剤になった。そして、この少女も最期は・・・。

緊張感あり、一人一人の姿の描き方など、こんな映画がとても良く思えた。この映画を見ると「戦場のピアニスト」がカスに思える。

さんちゃん評価:4点(感動した!)


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