上杉隆氏、注目のライターである。数多くの雑誌に寄稿しているほか、テレビニュースのキャスターをも務める。内容は小泉政権の5年間を、伝える側がさまざまな計略により敗北したと総括している。まず第一に飯島秘書官らのテレポリックスにまんまと乗せられてしまったこと。テレビが果たす役割を専門家集団から正確に読み取り実践した。貴乃花が優勝した際に「感動した・・・」といってよろけながら賜杯を贈呈しただけのことで内閣支持率は跳ね上がった。また、ワンフレーズポリテックスと嘲笑したが、国民は難解で多くの言葉を必要としていない事を後にメディアは理解する。第二に外務省騒動の主犯者だった田中真紀子を、世論を敵に回す事を恐れ糾弾できなかったこと。いずれもかなり深い取材網を駆使して書き上げている。
大統領選でニクソンを破ったケネディーはテレビ討論の影響力を見抜いていた。ナチスは国民に直接訴えかけるためにゲッペルスの指示で安価な大衆向けラジオを大量生産させ、普及を図った。いずれも新しいメディアを活用した政治戦略だ。そういえばヒットラーが愛したワグナーを小泉元首相も好きだったとはなんとも奇遇だ。
大統領選でニクソンを破ったケネディーはテレビ討論の影響力を見抜いていた。ナチスは国民に直接訴えかけるためにゲッペルスの指示で安価な大衆向けラジオを大量生産させ、普及を図った。いずれも新しいメディアを活用した政治戦略だ。そういえばヒットラーが愛したワグナーを小泉元首相も好きだったとはなんとも奇遇だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます