国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

2014-01-16 08:50:31 | Weblog
成人の日が以前は1月15日だったと記憶している新成人も少ないのではないだろうか。元服を起源とした成人の日は、新成人が7歳の2000年、ハッピーマンデー制度の導入により1月の第二月曜日に変更された。酒を飲んで会場で暴れる若者は本来の意味が薄れてきたことのあらわれなのかと思いきや、2000年以前も皆さんそこそこやんちゃをしているようで、どの時代にも大人になりきれない若者はいるようだ。ところでその酒であるが、米国で禁酒法が施行された過去がある。96年前の今日1月16日のことである。アンタッチャブルなどの映画でご存じだろう。「高貴な実験」と嘲りを受けた悪法はマフィアを行政や司法を凌ぐほどの強大な組織にし、13年後負の遺産だけを残しルーズベルトにより廃止された。
20歳になれば酒を飲むことが許される。同時に未成年という免罪符は通用しなくり、多種な責任・義務を負わなくてはならなくなる。選挙権の行使もその一つだ(これは権利ではなく義務)。禁酒法の施行には、「酒を創ったのは神であるが、過度の飲酒は悪魔のしわざ」と説いた宗教人の推進力があったが、第一次世界大戦の対戦国独国の資本が米国のビール会社を牛耳っており、これに不満を持つ民意は禁酒で報復しようとした力も見逃せない。現代から見ると実にバカげた話だと理解できる。しかし火がついた民衆のエネルギーは時にそのようなものまで簡単に歪め、人々の自覚も困難にする。その1票が国の方向性までも狂わせてしまうことがある。じっくりと考えて義務を果たしてもらいたい。酒が飲めないことにならないためにも。