評価=
警察24時のように「警察ヨイショ」の感は拭えない。だが、これら一連の事件にあっては、犯人側からの視点、あるいは対極にある思想から分析された本は多く出版されているものの、公安側からものは極めて少ない。情報の秘匿を旨とする組織ゆえ公にされることはなかったというのは当然のこと。しかし、当時捜査の最前線にいた警察官が退官されたことと、著者の情熱が堅い口を開かせたのだろう。これは大いに評価できる。1.5倍の分量であれば星は5個だったが。
警察24時のように「警察ヨイショ」の感は拭えない。だが、これら一連の事件にあっては、犯人側からの視点、あるいは対極にある思想から分析された本は多く出版されているものの、公安側からものは極めて少ない。情報の秘匿を旨とする組織ゆえ公にされることはなかったというのは当然のこと。しかし、当時捜査の最前線にいた警察官が退官されたことと、著者の情熱が堅い口を開かせたのだろう。これは大いに評価できる。1.5倍の分量であれば星は5個だったが。