1972年チューリップのファーストアルバム「魔法の黄色い靴」に収録されていた「千鳥橋渋滞」。高度成長期を迎えた日本の主要都市では交通渋滞が深刻な社会問題となっていたが、今や主要幹線になった北区新琴似4番通りでさえ当時は数年前に舗装化されたばかりで、交通量も少なく、当然渋滞の意味さえよく理解できなかった。だが、今は十分思い知らされている。原因は市が排雪作業を行っていないこと。市道ではグレーダーで路肩に寄せられたまった雪が走行車線を減らすことで、道路は自動車で飽和状態になり、全く身動きが取れなくなる。昨日も南8西14までの往復でなんと1時間20分もかかるありさま。国道との対応の差は歴然とている。さらに致命的なのは信号を連動させていないこと。ここまで怠れば渋滞は必至。交通行政はいったいどうなっているのか。物流の遅れなどで民間がどれほどの経済的損失を被っているか自治体は理解できないのか。予算の削減も分からぬではないが、本末転倒にならないように願いたい。