それは、「君主の子にしろ、藩の重臣の子にしろ、襁褓(むつき)のうちから周りにかしずかれ、阿諛迎合の言葉に馴れて育った者に、世態人情の真実を悟れる道理が無く、成長するにしたがって、心中に驕慢の思いがつのるのは、極めて自然のこと」だから、[為政者は驕慢を排して、謙譲の心を養わなくてはならぬ」と言うのだ。
このことは、何も幕末の米沢藩に限った事ではない。第3次小泉内閣の閣僚には、数人の元大臣の子弟がいる。首相自らが、三代続いた大臣家の、御曹司なのだ。新閣僚達が、細井平州先生の指摘した点を、弁えつつ、本当に庶民の生活、心情を理解して、施政に当たってほしいと、願うものです。
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