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高貴の出。

[漆の実の実る国」を、面白く読了した。上杉鷹山が、隠居後も米沢藩の為、心を砕く場面に感動させられた。中でも、次の藩主に、我が師、細井平州が、説いた次の言葉の意味を、しっかりと受け継いで欲しい、と言うくだりがある。

それは、「君主の子にしろ、藩の重臣の子にしろ、襁褓(むつき)のうちから周りにかしずかれ、阿諛迎合の言葉に馴れて育った者に、世態人情の真実を悟れる道理が無く、成長するにしたがって、心中に驕慢の思いがつのるのは、極めて自然のこと」だから、[為政者は驕慢を排して、謙譲の心を養わなくてはならぬ」と言うのだ。

このことは、何も幕末の米沢藩に限った事ではない。第3次小泉内閣の閣僚には、数人の元大臣の子弟がいる。首相自らが、三代続いた大臣家の、御曹司なのだ。新閣僚達が、細井平州先生の指摘した点を、弁えつつ、本当に庶民の生活、心情を理解して、施政に当たってほしいと、願うものです。

コメント一覧

あきら
所詮、政治家はみな同じと、つい覚めた目で見てしまうのですが、極端に、えげつないことをしなければ、政治家は政治家で、苦労しているであろうなんて、かすかな期待も持っているのですよ。
マニャ~ナ
http://wnokaze.hp.infoseek.co.jp/wno_index.html
何処の国にもあることです
Bushさんだって、お父様は勿論、おじい様は大使と、銀のスプ~ンを銜えて育った家系です 庶民の心、庶民の家計を理解してもらいたいです
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