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裁判員制度開始

国民が刑事裁判に参加する全国初の裁判員裁判が、今日から東京地裁で始まった。戦後一貫してプロの裁判官が裁いてきた刑事裁判に、市民から選ばれた6人の裁判員が加わり、3人の裁判官と共に、被告の有罪・無罪と刑罰を決める。初日の3日は、裁判員の選任手続きに続いて初公判が開かれ、6日には判決が言い渡される予定とか。新しい司法制度が本格的に動き出したわけだ。

今回、審理されるのは、東京都足立区の路上で5月、韓国籍の女性整体師(66歳)が刺殺された事件。道をはさんで向かいに住む無職男性被告(72歳)がサバイバルナイフで被害者の胸や背中を突き刺したとして殺人罪で起訴された。6月に2回開かれた公判前整理手続きで、弁護側は起訴事実を争わない方針を明らかにしており、刑の重さが焦点になると言う。

「ほっとした」。今回の東京地裁での選任手続きで、裁判員に選ばれなかったある候補者は、取材に応じ、安堵の表情を浮かべて、こう述べた。また、くじで外れたという航空関連会社社員の女性は、時折笑顔を浮かべつつ、「来るまでどきどきしていたので、ほっとした」と語った。更に看護師女性もくじに外れ、「選ばれなくてよかった。正直言って、知識もないので」とほっとした様子だったとか。一応裁判日程に合わせて4日間の休みを取ったが、返上して仕事に戻るという。

裁判員制度に反対する弁護士らで作る市民団体「裁判員制度はいらない!大運動」のメンバー約70人は、3日午前9時、東京地裁前で約1000枚のチラシを配った。「つぶせ!裁判員制度」などと書かれた小旗を持ち、ハンドマイクで演説。高山弁護士は「国民を強制的に司法に参加させておきながら、実際は裁判官主導で、実態は何も変わらない。4日目の判決を見ればすべてがわかる」と訴えた。

一方「同じ市民が裁くことで、被害者の無念をくみ取ってくれるのではないでしょうか」仙台市のある女性会社員は期待を込める。5年前、女性の弟(当時19歳)は、交際相手を巡るトラブルで暴力団組員らから暴行を受け、殺害された。裁判では母親が意見陳述を行い、息子を失った悲しみを語った。裁判長も厳しく糾弾していたが、判決は求刑を3~5年下回るものだった。無残な姿の弟を思うと、求刑を下回る判決には納得がいかなかったと言う。一般市民が法廷で考え、悩んで下す判決に、この女性は「被害者の辛さが伝わり、納得できる結論になるのではないか」と考えているのだ。

偶々、今日のニュースでは、東京都港区で、41歳男性による21歳女性への傷害事件があり、女性は意識不明の重症、同じ家の祖母は殺害された事件があった。現場近くにいた男が警察署員に対し、「自分が刺した」と認めたと言う。同署によると、7月には、孫から「男につきまとわれている」と110番が入っており、同署で今回の事件との関連を調べていると言う。例えばこの事件が、裁判員制度で裁かれ、私が裁判員に選任されたら、どう考えるだろうか。

私は、事実が明確で、証拠も揃っており、情状酌量の余地が無いような殺人事件には、断然「死刑」を選択すべきだと思う。古代のハムラビ法典ではないが「目には目を」である。理由もなく人の命を奪った者には、その者の「命」で償って貰いたいのだ。愛する者を、何の理由もなく殺された場合の悔しさ悲しさは、筆舌に尽くせないだろう。被害者の目線で裁判をする、それが生きてくれば、「裁判員制度」に賛成しても良い。

 

コメント一覧

shuttle
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deckyさん

私も裁判員に選ばれたら、迷惑です。検事や弁護士の弁論に、左右されそうです。証拠も都合の良いものだけでしょうし・・。しかし、被害者の立場で、加害者に厳罰を、と言う姿勢は取ると思います。
shuttle
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アキさん 今日は

仰るとおり、専門家の独壇場だった裁判に、市民、国民の感覚を持ち込もうと言う事でしょう。「常識的」には、自分の欲望だけで人を殺めた輩には、「死刑」乃至は「終身刑」を、被害者遺族は望んでいると思いますよ。
アキ
shuttleさん こんにちわぁ~!

私たち市民の自由や権利と深くかかわる刑事裁判。そこに市民が参加して判決の内容を決める制度が、世界各国で導入され、定着していますが、いよいよ日本でも、市民が刑事裁判に参加する裁判員制度がスタートしました。刑事裁判が必要としているのは、国民の常識だと言われています。裁判員頑張って欲しいものです。
shuttle
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おとめさん

大抵の人には、裁判など関係がありません。まして殺人とかの重大犯罪を裁くなど、恐ろしいと考えるでしょうね。市民感覚の導入と言う事なら、思い切って、従来と異なる判決を出したいものです。
おとめおばさん
どうして何もわからない民間人が・・・と思います
お任せではなく少しでも法にかかわることは
必要な事かもしれません
でも選ばれたくはないですね
shuttle
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散輪坊さん

私も裁判員に選ばれる事は、迷惑です。きっと皆さん同じでしょう。これを選ばれたら義務だから、理由なく拒否すれば、罰せられると言うのは、無茶です。しかし、一面、市民的見地からの、従来の固定観念に囚われない法の適用が考えられます。プラス面を見たいですね。
shuttle
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忠太郎さん

裁判を、司法試験に合格した検事、弁護士、判事と言う専門家だけで行っているのは、日本くらいらしいです。世界各国では、「陪審員」と言う民間人が関与しています。日本も、世界の潮流に遅れないようにしたいのでしょうね。
散輪坊
 41歳の男、何を考えているんでしょうね。
自分の娘ほどの女性に恋するなとは言いませんが、
もう少し分別が有っていいと思います。
 裁判員に選ばれないでほしいという願いは
あります。
丹波の忠太郎
shuttleさん

今日のニュース裁判員制度の事ばかりでした
数年前から啓蒙をしていましたので知っては
居ましたが、、、
小生の身内に関係者がいますので、コメントを控えさして貰いますが、この制度は何でこんなにするのか意図が分かりません
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