今回、審理されるのは、東京都足立区の路上で5月、韓国籍の女性整体師(66歳)が刺殺された事件。道をはさんで向かいに住む無職男性被告(72歳)がサバイバルナイフで被害者の胸や背中を突き刺したとして殺人罪で起訴された。6月に2回開かれた公判前整理手続きで、弁護側は起訴事実を争わない方針を明らかにしており、刑の重さが焦点になると言う。
「ほっとした」。今回の東京地裁での選任手続きで、裁判員に選ばれなかったある候補者は、取材に応じ、安堵の表情を浮かべて、こう述べた。また、くじで外れたという航空関連会社社員の女性は、時折笑顔を浮かべつつ、「来るまでどきどきしていたので、ほっとした」と語った。更に看護師女性もくじに外れ、「選ばれなくてよかった。正直言って、知識もないので」とほっとした様子だったとか。一応裁判日程に合わせて4日間の休みを取ったが、返上して仕事に戻るという。
裁判員制度に反対する弁護士らで作る市民団体「裁判員制度はいらない!大運動」のメンバー約70人は、3日午前9時、東京地裁前で約1000枚のチラシを配った。「つぶせ!裁判員制度」などと書かれた小旗を持ち、ハンドマイクで演説。高山弁護士は「国民を強制的に司法に参加させておきながら、実際は裁判官主導で、実態は何も変わらない。4日目の判決を見ればすべてがわかる」と訴えた。
一方「同じ市民が裁くことで、被害者の無念をくみ取ってくれるのではないでしょうか」仙台市のある女性会社員は期待を込める。5年前、女性の弟(当時19歳)は、交際相手を巡るトラブルで暴力団組員らから暴行を受け、殺害された。裁判では母親が意見陳述を行い、息子を失った悲しみを語った。裁判長も厳しく糾弾していたが、判決は求刑を3~5年下回るものだった。無残な姿の弟を思うと、求刑を下回る判決には納得がいかなかったと言う。一般市民が法廷で考え、悩んで下す判決に、この女性は「被害者の辛さが伝わり、納得できる結論になるのではないか」と考えているのだ。
偶々、今日のニュースでは、東京都港区で、41歳男性による21歳女性への傷害事件があり、女性は意識不明の重症、同じ家の祖母は殺害された事件があった。現場近くにいた男が警察署員に対し、「自分が刺した」と認めたと言う。同署によると、7月には、孫から「男につきまとわれている」と110番が入っており、同署で今回の事件との関連を調べていると言う。例えばこの事件が、裁判員制度で裁かれ、私が裁判員に選任されたら、どう考えるだろうか。
私は、事実が明確で、証拠も揃っており、情状酌量の余地が無いような殺人事件には、断然「死刑」を選択すべきだと思う。古代のハムラビ法典ではないが「目には目を」である。理由もなく人の命を奪った者には、その者の「命」で償って貰いたいのだ。愛する者を、何の理由もなく殺された場合の悔しさ悲しさは、筆舌に尽くせないだろう。被害者の目線で裁判をする、それが生きてくれば、「裁判員制度」に賛成しても良い。
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