北海道知事選では、与野党の一騎打ちの選挙戦になったが、野党側が、大同団結し立ち向かったのにも関わらず、自民党、公明党の立てた候補者に負けた。表面的な団結は、効果が無かったわけだ。野党も内部では足の蹴り合いが目立つ。しかし、与党が結束して必死に戦った「大坂の陣」では、知事選、市長選共に「維新」に惨敗を喫した。「大坂都構想」の錦の御旗は、大阪府民市民の絶大な支持を得ている証拠だ。「東京なんかに負けへんで」と言う訳だろう。
それにしても、最近は大阪の勢力の強さに目を奪われる。テレビの世界では、吉本の倹lたちの独擅場だ。私は何でも笑いに変えてしまう「お笑い倹l」が大嫌いだ。特に名前を出すのは憚られるが、誰に向かっても、「お前」と呼び捨てにし、目下に向かって話す口調の2,3人については、吐き気がする。誰もがみな、吉本の社員ではないのだ。何時の間に日本語の敬語の持つ美しさが消えたのだろうか。
最近は「下らぬ片々の知識の多さを売り物にするクイズもの」が大流行りだ。難関を突破した記憶力の強い東大生を始めとする秀才を集めてクイズ番組が流行している。一般の人では思いも寄らない知識を披露されて驚き感心する。しかし、考えてみれば、そんな知識は生活していく上では何の足しにもならない。本当の秀才ならば、今や中国・韓国・インドにさえ遅れを取り始めた先進電子技術を取り戻す努力をするべきだ。
テレビも、優れた報道も多い。時代の交代期を迎えて、過去を振り返るものの多さに、郷愁と反省を覚える。時代の波に押し流されていた自分を顧みるのだ。大学進学競争の只中で、生徒諸君を叱咤していた自分。出世第一主義の人間を量産していたのではないか。真に世の中で役立つ人材を育成したのか。まあ、半々くらいあれば良しとしよう。
それにしても先日の放映には驚いた。女子現役東大生が、20歳そこそこで、63歳の「許婚者」がいると言う。自分が母親の胎内にいるうちに、母親が取り決めたと言う。63歳のお笑い倹lが許婚者と言うので、テレビ内でも、両者は、遠隔会話をした。若い女性が「こんな私でも宜しかったら、お願いします」などと言っている。離婚経験もある63歳男性は、喜んで「また一緒に食事でもしましょう」と応じていた。何のための高等教育だったのか。「唖然」という言葉しか思い浮かばなかった。世の中、狂っている。
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