異常気象続く

つい先日、中国地方で豪雨災害が発生し、家屋悼竡?者が出たばかりだが、今週には、東北の秋田や岩手で豪雨災害が起きた。気象庁が「今まで経験のないほどの大雨が降る」とか「生命安全を最優先して避難」を勧めるという珍しい警報を出したりした。事実、２、３時間にひと月分の雨が降ったとか。「土砂降り」などと言う生易しい表現では追い付かないほどだったのだろう。

その為、山崩れが起きて家屋が押し潰され、数名が土砂に埋まり、命を失った。また、河川が氾濫し鉄道や道路が陥没して、交通不能になったとか。激しい豪雨が短時間に発生するのは、昨今の異常気象に負うところが多い。大災害こそ発生していないが、現在は、日本全土が異常な猛暑に喘いでいる。１０日正午現在、「６６８地点で、３０度以上の真夏日となり、うち１７１地点は３５度を超えた。午前１０時５６分に３５．４度を観測した東京都心を含め、東日本を中心に各地で午前中から今夏最高を記録した。」と言う。何と、予想では、さらに気温は上昇し、「熊谷市や甲府市で３９度、前橋、岐阜市で３８度、東京都心や名古屋、大阪市で３７度」と言う。

そう言えば、昨日、豊田市も３７度だった。現在、我が家の室内温度計は「３４度」。外は、ギラギラの炎暑で、ゆうに３６度を超えているに違いない。こんな時は、外出しないに限る。しかし、もう直「お盆」。日本各地の高速道路は、長い区間で渋滞しており、新幹線などは、故郷に向かう帰省客で超満員だ。飛行機も、お盆休みを利用しての海外旅行客で満杯だとか。テレビで「辛そうな」そう言う人を眺めていると、そんなにしてまで旅行しなくても、と思ってしまう。

今では「スマホ」や「アイパッド」「スカイプ」など便利な道具が一般化している。私も、スカイプや、アイパッドで、離れて住む子供達や孫たちと顔を見ながら話ができる。１０分、２０分と話しても無料だ。全く便利な世の中になったものだ。有り難いことに、息子たちや娘は県内に家庭を持っているから、「お盆」だからと言って、特別な集まりがあるわけではない。電話１本で簡単に連絡が付き、集まれば他愛ない歓談をし、一緒に食事をし、お墓参りをして終わりだ。泊まって行くことはないから、お互い面唐ｪない。

「異常」と言えば、最近の「振り込め詐欺」は、ますます跋扈して、件数が，倍加しているという。７０歳くらいの親が、簡単に騙されて、大金を銀行から下ろし、待ち合わせた見も知らない人間に手渡すという。「母さん助けて詐欺」とも言うそうだが、「手渡し詐欺」と言った方が良いかも知れない。「会社の小切手が入ったカバンを盗まれた」「会社に損害をかければ、クビになってしまう」とか言われて、驚き、分別を失う親御さん。もし、私にそういう電話が鰍ｩってきたら、同じような行動を取るのだろうか。お金を受け取る「受け子」は、アルバイト感覚の少年が多いとか。狡い憎むべき犯罪者に加担している、という自覚もないのは、解せない。詐欺犯人の卑劣さは、言うまでないが、彼らとてまともな就職先さえあれば、人様のお金を騙して奪おうとは考えないだろう。正規雇用が減り、収入の途絶えた人が増え過ぎた。社会全体が、「異常気象」で、何か、燃え上がっているような不気味さがある。