初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

信用取引(33)規制されます

2009-03-21 09:11:51 | 株・いろいろ
 「○○銘柄は過熱気味だから日々公表銘柄に指定しましたよ」と、

 毎日の信用残高を公表しても、

 取引状況が一向に改善しないのみならず、さらに過熱高進?の場合には、

 「規制」という措置がとられます。

 どんな規制措置かといいますと、次の3種類があります。

 ○○銘柄については、

 ①担保(委託保証金)率を引き上げて、その1部を現金で徴収するもの

 ②代用有価証券(株などを担保にしている場合)の掛目を引下げるもの

 ③信用取引そのものを制限または停止するもの

 というものです。

 過熱高進とか、この3種類のお仕置き?については

 順次みていきましょう。

 

信用取引(32)日々公表銘柄の公表は

2009-03-20 09:25:10 | 株・いろいろ
 日々公表銘柄の公表の仕方について、書き忘れていました。

 ガイドラインにひっかかった銘柄がでますと、東京証券取引所で公表します(ホームページで見ることができます)が、

 翌日の日経新聞“マーケット総合1”に掲載されます。

 直近では、17日に公表が1件あり、それが18日の日経朝刊に次のように載っていました。

 東証、クボテック株を日々公表銘柄に指定 十八日から。

 と。

 そして一欄表の仲間入りをするのです。

信用取引(31)日々公表のガイドライン

2009-03-19 09:02:47 | 株・いろいろ
 ある銘柄の株の動きが過熱しているので日々公表銘柄に指定される場合、

 そのガイドラインが取引所によって決められている旨書きました。

 細かい数字は省略しますが、概略次のようになっています。

1.信用取引の売残高や買残高が、その銘柄の発行済み株式数に対してかなり多くなってしまったとき。

2.株価が上、もしくは下に向かって急速に大きく動き、しかも新規の信用取引の比率が大きくなっているとき。

 ということです。

 なるほど、信用取引による過熱が感じられますね。

 こうなると、その銘柄の信用取引の売り、買い残高が毎日発表されるのです。

 そして、過熱と思われる状況が改善される(この場合も数字上のガイドラインがきめられています。)と、日々公表からはずされます。

 では、改善されるどころかもっとひどくなったら?

 それは後日に。

信用取引(30)低位大型株に信用買い

2009-03-18 12:42:42 | 株・いろいろ
 毎週水曜日の日経には信用取引関係の記事を載せるようにしているのか・・・・

 今朝の新聞19ページには、「低位大型株に信用買い」という見出しの記事が載っています。

 それによると、

 先週末現在の信用取引買残高が、その前の週に比べて増えた銘柄には、低位大型株が多いということです。

 買残高が大きく増えたベスト10を見ると、

 ①みずほFG ②新日鉄 ③丸紅 ④双日 ⑤マルハニチロ

 ⑥神戸鋼 ⑦あおぞら銀 ⑧三井松島 ⑨エルピーダ ⑩東芝

 となっています。

 そして、「・・・・目先の相場の下値は堅いとみた個人投資家などが株価の値ごろ感や出遅れ感に着目して買いを入れたようだ。」と書いています。

 下げに下げた相場ですから、確かに値ごろ感からの買いが入る水準ですね。

 もっと幅広く買いが入る地合いになってほしいです。

「遅いよ」と蕗の薹

2009-03-16 10:12:02 | 趣味
春、勝浦に来ての楽しみのひとつが蕗のとう、

でも今年は用事に追われて来たのがきのう。

庭のすみで蕗のとう達は、

「今頃来たって遅いよ」と、首を伸ばして花を咲かしていました。

「ごめん、ごめん。」と言いながら、それでもこだわる私。

五つほど摘み取りました。

熱湯でさっと湯がいてみじん切り。

少量の味噌で和えて、ビールのつまみに。

あー、春だア。

うぐいすも鳴いています。

信用取引(29)日々公表銘柄制度

2009-03-15 08:53:03 | 株・いろいろ
 信用取引には取引の厚みを増して、「取引の円滑化」「公正価格形成」という機能も期待しているのですが、

 取引には往々にして“行き過ぎ”が起こります。

 つまり“投機的”とおもわれる動きがでるのですね。

 そこで、取引所では「信用取引の過度の利用に対するガイドライン」をきめており、

 それに該当する銘柄を「日々公表銘柄」に指定します。

 なにを「日々公表」するのか:

 前にも書きましたが信用取引の残高は、金曜日(週末)現在の数字を火曜日に発表しているのですが、

 「日々公表銘柄」は、売り買いの残高を「毎日」発表するのです。

 つまり、

 この銘柄は「やや投機的ですよ」「昨日現在の残高はこうなっていますよ」

 と発表し、それが新聞に載るのです。

時局講演「日本の株式市場をどうみるか」

2009-03-14 09:07:36 | 株・いろいろ
 今日は、証券学習協会主催の時局講演「日本の株式市場をどうみるか」があります。

 講師はソシエテ・ジェネラル・アセット・マネジメントの白石茂治顧問です。

 アメリカ発の金融危機、その後の景気急悪化、などでほとんどの投資家は大きな打撃を受けています。

 今回の相場環境は、先進国も、新興国も、すべてダメ。

 日本の株式市場もバブル崩壊後の安値更新という厳しい下げ。

 こんな環境からいつ抜け出せるのか、

 もうぼつぼつ?いやもう少し?・・・・

 極めて関心が高いところです。

 プロの実務家の話に関心が集まると思います。

 暴風雨の影響で止まっている交通機関まもあり心配ですが、

 午後2時からの開催前には晴れてほしいです。

信用取引(28)日々公表ってなんだ?

2009-03-13 09:16:28 | 株・いろいろ
 今回の信用取引のシリーズは、

 「新聞に信用取引関係のデータや記事が多い」ということから始めたのでしたね。

 今までにいろいろ書いてきましたが、まだまだあります。

 毎日の日経紙朝刊に、「規制・日々公表・監理銘柄等の信用残高」という数字の並んだ表が掲載されています。

 この中で、まず「日々公表」から始めましょう。

 いやその前に:

 信用取引とは、証券会社からお金や株を借りて売買する取引だと、再三書きました。

 個人投資家にとって、便利な機能ですね。

 もう一つ、信用取引については大事な機能があります。それは、

 「株式市場は、お金や株を持っている人(法人も含む)だけの取引ではなく、“借りてでも売買しよう”という人も加えることによって、売買に厚みが増します。」

 売買に厚みが増したほうが、“流通性が高まり”、“より公正な価格形成が期待できる”のです。

 つまり、投資家にとっても、市場の機能からしても良いということから信用取引は行なわれているのです。

 この市場の機能と、日々公表が関係あるのですが、

 続きはまた。

千葉市展に行く

2009-03-12 09:06:37 | 陶芸
 先週の土曜日(7日)から始まった「第40回記念 千葉市民美術展覧会」に行ってきました。

 今年の展示は、日本画78点、洋画393点、彫刻40点、工芸102点、書道283点、写真82点、グラフィックデザイン44点の、合計1022点で、

 私は工芸の中の陶芸に参加です。

 みなさんの力作の中に、わが作品も名札をいただいて立っていました。

 わが家で見るのとはちょっとイメージがちがってました。

信用取引(27)ジャスダックも・・・

2009-03-11 08:39:18 | 株・いろいろ
 日経ジャスダック平均株価ががんばっていた?1000円の大台を割りました。

 2003年4月15日以来の水準です。

 そして日経紙の記事を見ると、

 「・・・・株価の低迷で信用取引の追加保証金(追い証)が発生しているといい、手じまい売りも出たようだ。」

 と。

 売買代金も細っており、相場の不人気ぶりがでていますが、

 陰の局になってくれれべなァ