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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

信用取引の基礎知識(15)逆日歩②

2014-10-31 09:47:28 | 株・いろいろ

 売り方の顧客が払った「品貸料」は、調達先と買い方の顧客に渡ります。

 信用取引の金利は、買い方が払って売り方が受け取るというのが基本ですが、

 品貸料は売り方が払って買い方が受け取るために「逆日歩」と言われるのです。

 さて、貸株残高が融資残高を上回り、株不足状態になりますと、

 証券金融会社は、不足株を入札形式で証券会社や金融機関などから調達します。

 例えば、A損保はX万株を1日当たり1株5銭で応札し、

 B生保はY万株を10銭で応札したとします。

 この2社の株数(X+Y万株)で不足株が充足しますと、

 A損保の分も含めて全株が10銭で決まります。

 この10銭を売り方全員が負担し、調達先と買い方に支払われるのです。

 続きはまた。


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