日本取引所グループ(JPX)は3月24日から、
東京証券取引所が株式市場、大坂取引所がデリバティブ市場という役割分担となりましたが、
世界における位置というのは、
株式市場は、ニューヨーク市場、ナスダック市場についで3位であるものの、
今後期待されるデリバティブ市場においては、
世界で、なんと14番目(昨年中の取引高)なのですね。
しかもトップのアメリカ・シカゴマーカンタイル取引所の10分の1に過ぎません。
今や、世界のデリバティブは、
原油、金、農産物などの商品先物が主力なのですが、
日本のデリバティブは日経225の先物を主とした株式関連だけなのです。
しかも、工業関連の商品先物は経済産業省、農水産物の先物は農林水産省の所管であるという、
長年の日本の縦割り行政が今でも残っているのもその一因かもしれません。
また、日本では、“デリバティブは投機的なもの”という見方があったことも、
発展を遅らせる要因であったともいえます。
日本が、“世界の金融市場”になるためのハードルはまだまだ高い?
東京証券取引所が株式市場、大坂取引所がデリバティブ市場という役割分担となりましたが、
世界における位置というのは、
株式市場は、ニューヨーク市場、ナスダック市場についで3位であるものの、
今後期待されるデリバティブ市場においては、
世界で、なんと14番目(昨年中の取引高)なのですね。
しかもトップのアメリカ・シカゴマーカンタイル取引所の10分の1に過ぎません。
今や、世界のデリバティブは、
原油、金、農産物などの商品先物が主力なのですが、
日本のデリバティブは日経225の先物を主とした株式関連だけなのです。
しかも、工業関連の商品先物は経済産業省、農水産物の先物は農林水産省の所管であるという、
長年の日本の縦割り行政が今でも残っているのもその一因かもしれません。
また、日本では、“デリバティブは投機的なもの”という見方があったことも、
発展を遅らせる要因であったともいえます。
日本が、“世界の金融市場”になるためのハードルはまだまだ高い?