あの国会議員の行動を強くけん制された、児玉龍彦先生が8月12日に低線量被曝の危険性について、記者会見をなされた動画がありました。
これからも、同氏の自由な発言が抑えられないことを祈って居ります。
*** http://www.videonews.com/asx/press/110812_kodama_300.asx
その、動画の案内の前に、福島県民の被曝を『安全、安全』 と言い続けて、取り返しの付かないところまで導いた、長崎大の山下教授による、低線量被曝についての説明を紹介します。
*** 以下引用 下記 URLより ***
http://behind-the-days.at.webry.info/201105/article_3.html
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河北新報2011年5月5日朝刊3面コラムから一部転載
「低線量放射線 長期被ばく」
福島県健康リスク管理アドバイザー
長崎大教授 山下俊一氏に聞く
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-低線量の被ばくの定義とは。
「年間の積算量が100ミリシーベルト以下。理由は、それ以下では発がんリスクを証明できないためだ。研究者によっては、もっと少ない量で定義している人もいる。」
-低線量被ばくに関する研究データの現状は。
「チェルノブイリ原発事故の周辺や、イランやインドなど自然の放射線量が高い地域のデータしかない。広島と長崎の場合は、原爆爆発の直後に被爆した人たちの追跡データだけ。福島のように長期の低い線量の被ばくは、極めて特殊なケースだ」
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「一方で住み続ける人には、何らかの基準を示さなければいけない。年間20ミリシーベルトでも健康に影響を及ぼす数値ではない。健康被害は将来のリスクを確率論でしか計れず、年間20ミリシーベルトでの健康被害は、確率的にはリスクを証明できない」
*** 以上引用 終 ***
*** 以下引用 下記URLより ***
http://www.videonews.com/press-club/0804/002020.php
《 始めにあげた記者会見のURLの説明文です。 あのタカギ文科相の発言を、重要視するか、この児玉先生の心からの叫びを大切と思うのか、それはお母様方の判断しか有りません・・・ 。》
先月の衆議院厚生労働委員会で原発事故に対する政府の対応を厳しく批判したことで注目を集めていた東京大学の児玉龍彦教授が、8月12日、記者会見を行い、原発事故で放出された放射性物質の総量を明らかにしたうえで、子供や妊婦を守るための新たな検査・除染体制の構築が急務であると語った。
児玉氏はまた、被曝検査や除染、補償などの体制を整備するために、透明性のある専門委員会を設置する必要があると語ったほか、子供と妊婦を守るために緊急避難の規定を含む新たな法律が必要との認識を示した。
東京大学で先端科学技術研究センターの教授とアイソトープ総合センター長を兼務する児玉氏は、7月27日の衆議院厚生労働委員会で参考人として発言した際に、住民の被曝を防ぐことができていない政府の対応を厳しく批判していた。現在児玉氏は、福島県の南相馬市などで除染活動を指導している。
*** 以上引用 終 ***