住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

 ≪ 草莽百話  其の10 ≫

2020年07月28日 | 日記

  草莽百話も10回目となり、 何か気の利いたものを書ければいいのだが、なかなか、頭の連絡細胞(ニューロン)が、思い通りの働きをしなくなったと自覚する今日この頃、感動自身が、脳細胞までグサッと刺さる様な、衝撃は数えるほどしかなくなった。

    ー ねじり花 ー

  天童の若松寺と云えば、寛政5年以降、我が家では菩提寺に次ぐ寺に位置されている。 駄弁を弄すれば山寺は、父母の歯骨を収めて戴いたので、3番目に位置している。  

  過日、何時もの様にその寺の古道と云われる参道(山道)を、登ろうと思って空地に車を止め降りたら、知らないおばさんが ススッーと近づいてきた。

ーおぉおっと、ここで、ガラケーに赤い点滅と異音が、出ている!!                                    ・・村山市で、土砂災害の警戒情報だって・・・ ー

 

  古い石橋の所で、「ご一緒しても宜しいですか?」と声を掛けられた。                       筆者、他人に気を遣うのが嫌いなことと、シャイな性格なので、宜しかったら「付いていらっしゃい」と、返答した。

  取り留めも無い話をしながら、登ったらすぐ本堂についてしまった。 余りにも時間が早すぎたので、「見晴らし台まで案内しますか?」と問うたら、小さな声で「ええ・・」と返された。 二人して、見晴らし台に有るベンチで、少し話し込んだ。

    ー 天童高原 ー

 

  昨日も、ダイエットの為古参道から、見晴らし台まで登ったのだが、途中、本堂でお参りしたところ、燭台の下のマッチが切れていた。 折しも、当日は日曜日。   

余計なお世話であるが、寺守の小母さんに、マッチが切れていることを、知らせたら、マッチを3箱渡されて、一個は上げますから、本堂に置いてもらいたいとの事であった。

 

  帰ってから、袋からマッチを取り出し、眺めてみた。                             マッチ箱の裏(表?)には、

 ・・・ 施して報いを 願わず

      受けて恩を 忘れず ・・・ 

  自分が、言われている気がしないでもなかったが、お宝鑑定団で、よく目にするところの、西郷南洲の遺訓が、この言葉と同時に脳裏に浮かんだ。

 ・・・ 命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、

       仕末に困るものなり

     この仕末に困る人ならでは、 艱難を共にして

       国家の大業は成し得られぬなり ・・・

    ー 野いちご ー

 

  大阪辺りの地方自治体の首長、東京辺りの首長は云うに及ばず、国の最高責任者でさえも、これらの言葉を思い起こしてほしいものである。

ーーー  草莽百話10は、次回と致します。豪雨、土砂崩れ等の自然災害に合われた方々には、深くお見舞い申し上げます。  ーーー

 

    ー 月山ネイチャーセンター ー