住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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memo: 葉っぱビジネス・・・その後

2017年03月14日 | 日記

  オラが故郷の農業、ビジネスまで持ち上げられた、『さくらんぼ』や『啓翁桜』。  最近何処でも見られる様になったが、今でも巷では少しは知られているのだろう。


  ずっと前には、大分県の一村一品運動『梅栗植えて、ハワイに行こう』の大山町が、そのはしりではなかったろうか・・・。  大山町農協のホームで検索すると、まだまだ元気な町の様である。
 *** 以下引用URL:http://www.oyama-nk.com/rinen/npc.html ***
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  梅栗植えて所得を増やそうと図ったもので「働くねがい」が込められています。

「梅栗植えてハワイに行こう!」というキャッチフレーズのもと、大山町が゛農業革命゛というべき第一次NPC運動に取り組み始めたのは昭和36年。 農地に恵まれぬ山村の宿命として、土地収益性を追求、耕地農業から果樹農業、さらに高次元農業へと転換を図ってきました。 この間労働条件の改善にも積極的に取り組み、軽労働、省力労働に適する作目を奨励現在では、半日で農作業が終了する"週休三日農業"を目指しています。
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  ***  以上引用  終  ***


  地域興こしが早かったので、日本中、世界中がそれを真似た一村一品運動に、走ったことは間違いでは無かった。  
  だが現場的には、斬新な『アイデアマン』とか、人を説得できる『リーダーシップ』をお持ちのリーダー資質の人は、都会に学びに出たまま地方には帰って来ない。 田舎には、キツネとタヌキ模様の人間だけが、多くを占め、そのキツネとタヌキに負けないよう、気遣いするだけで精一杯、気のせいでしょうか・・。

  そんな事情をものともせず、成功させた阿波の徳島の『上勝町農協』。  今、求められている農業法人化の核となるのは、彼らしかおりません。  郵政民営化の様に、ハゲタカ外資に晒し、農協やその核を潰す事の無いよう、健全な農民の労働を守るため、自ら声を上げなければなりません。


  その、『葉っぱビジネス』の事が、ドローンを使いつつある、と『Bloomberg』で紹介されていました。
一部ご紹介します。

  ***  以下引用 Bloomberg 3/10付 ***
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  国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2010年国勢調査で1億2800万人だった総人口は40年には1億700万人に16%減少する見込み。
徳島県はもっと深刻で79万人から57万人へ27%減少する。 すでに県内24市町村のうち13の自治体が過疎ないし一部過疎地域に指定されている。
上勝町も人口減の波からは逃れられないが、「葉っぱビジネス」で高齢者は生き生きと暮らす。

  出荷のトラックを見送った後も彼女たちの仕事は終わらない。 西蔭さんは、帰宅し昼食を取ると、翌日出荷できそうな枝をチェック、それから10日先の需要を予測して目星をつけた枝をビニールハウスに入れて温度管理と、頭と体をフル回転させる。
夜はタブレット端末でフェイスブックを更新し、たくさんの友達の「いいね!」とともに眠りにつく。

 「葉っぱビジネス」を手掛ける株式会社「いろどり」には上勝町が過半を出資する。
全国シェアは8割で、輸出もする。  この町に住んでいれば誰でも参入でき、200軒弱の農家、約350人が働く。 30歳前後の若い世代もいるが、平均年齢は70歳で、最高齢は94歳だ。

  高齢で車の運転ができなくなっても仕事を続けられるよう、3年後をめどにドローンによる輸送の実用化を目指している。
昨年は3回の実証実験を行った。山は急峻(きゅうしゅん)でも直線距離なら近い。 集荷場まで車で20分以上かかるがドローンだと2分だ。 将来は食料や薬など生活物資を運び、帰りの便で出荷できる仕組みを作る。

  6年前から同社で働く静岡県出身の大畑悠喜さん(30)は「田舎に来たというより世界最先端のビジネスをやっている町に来たという感じ」と語る。
一番の強みはITを利用した需要と供給のマッチングだ。 品質管理のための農家指導、需要の予測、納入先の開拓を手掛け、市場から「ライン」アプリで送られる注文をシステムに入力し、農家の端末に流す。
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  ***   以上 引用    終  ***
 上勝町『いろどり』ホームページは、検索を掛ければ、すぐ出て来ます。

  我が県のオナゴトップ以下の木偶の坊たち、≪6次産業化≫ など云う言葉遊びに終始しないで、具体的にやって見せれば、一言も喋ること無しに、キツネとタヌキばかりの村では、皆がその≪ウマイコト≫の真似ごとを始めるのは、間違い無かろう。  
 『おらほ』の公務員には、≪やって見せて・・・≫が無い、昔から、『遅れず、休まず、仕事せず』と云われてはいるが・・・貧困は発明の母だっけ。