住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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日本型雇用、派遣から終身雇用へ、そして産業復興!

2015年07月05日 | 日記

  筆者の体の免疫機能が衰えたのか、夏風邪のバイ菌が強くなったのか、熱は無いのだが咳き込むようになってから、一週間以上になる。
夜となく昼となく、咳がひどく、まともに寝ても居られないほどである。 皆様もお気を付けあそばせと云う枕詞になるだろうか・・。


  そんな訳で、昨日は久しぶりにテレビで『ヂャパネット○○』を、最初から流し目では有ったが、最後まで見せてもらった。
夫々の商品の売れ行きの多寡は、その放送内容から窺い知ることは出来なかったが、販売品目の構成はどうも初期に戻っているような感じがした。
『ウニ』と云う北海道の食料品、『サイクロン型』という軽い掃除機、『電子辞書』には90万円以上の書籍が詰め込まれているそうな・・・と云うテレビ販売初期のパターン。

  じつは、筆者は何処で身に着けた考え方かはっきりした記憶は無いが、その仕事で行き詰った時、『初心』に帰ると云う、考え方を持っている。
もしかしたら、これはこのヂャパネットも伸び悩み、もしくは、売れ行きが減少傾向に入ったのではないかと、思わせる感じがしないでもない。
会社でも、販売方法でも、国の場合でも、家庭でも、考えれば『ライフサイクル』と云われる成長曲線に合致した経過を辿る場合が多い。

  

  そういう意味で言えば我が『日本国』は、既に老齢期な入って居ると云えるのだろう・・。  細胞レベルでの、組織同士の互換性は無いし、頭に生まれた細胞はずっと頭の立場で居られると思ってい既得権細胞。  だが、現実の菌糸類の胞子レベルでの細胞の変遷はそう云う事に成ってはいない。  一介の、フーテン細胞が全体を指揮する神経の指導的細胞になる事は、まま、ある事では有る。

  
  国民の低所得層は貧困格差ゆえの『車』や『結婚』に対する諦め感、特に若い働き盛りの人々に、その感情は広く行き渡っている。  当然子供が生まれなければ、生活必需品の消費拡大も望めない。  派遣社員では、先々の暮らしの見込みも読めず、会社で働く状況も帰属意識も、会社を発展させようという気概も無い、単なるロボット代わりの『ヒト労働』へとなり、その働いた利潤は株主や資産家へと、企業の余剰金として流れていく。 日本経済再生本部の『タケナ力先生』お得意のグローバル化と資本の集約化に、持たざる者と高所得者層の格差は広がり、貧困層の絶望感はカタストロフィーへと繋がりつつある。


  重厚長大形産業、IT産業系、生活用品製造業の実製造業企業体では、あまり景気の良い話は聞こえてこない。 証券会社や銀行、マスコミ、サービス、観光業等の、金が金を生み出す虚業、例外的には、トヨタなどの製造業を世界的に展開しているグローバル企業以外は、殆どと云って晴ればれしい景気動向は、聞こえてこない。

  産業界の重鎮は、『JAPAN AS NO.1』 の一時代前の、1980年代の社会状況を思い起こし、従業員、経営者、銀行家、一丸となってその企業業態を『初心』に返すべきであろう。
資本形態の外資比率が当時と異ったり、世界的な経済環境が違ったり、否定的な条件を拾い、言い訳を言えば日本の再生などあり得ない。

  『日本の産業復興』を、本心から望むのであれば、上流側に位置取りをしている富裕者層が、かつてマハティールが言った『LOOK EAST』と言葉を重ね、 『LOOK PAST』と声を大きくし、それを実践しなければ、日本的良心は継続されず、国全体があの反則塗れのヨーロッパ型サッカーの様な、弱者と弱者が争いあう様な社会となる事は、請け合う事が出来る。