昔、働けなくなった御年配の人を『置いて来た』と云われる、『ジャガラモガラ』と云う山間地が近くに有る。 時々、その昔の人々の思いに触れたくて訪れるのだが、現在では、人骨も全く無く現場からそんな悲惨さは、微塵も感じられない。 近くの道路際に『クマ出没中』の立て看板があるだけである。
このまま、現在の『貧困格差』が進めば、再び労働に携わる事が出来ない環境の老人は、捨ててしまえと・・・、いや、若い者達の命の糧となれるのならと、みずから天国に向かうことだろう。
それでなくても、地球市民70億人は少し多すぎるのでは・・・・と云う風に、世界の指導者たちは考えているのではないか。 経済の活性化に役立ち、地球の人口減少にも役に立つ最も有効な方法は、『戦争』。
世界を、牛耳っていると云われる人たちが、どのような陰謀をめぐらしているのかは、庶民には想像もつかない事もあるので、ゆめゆめ、油断してはならない。
そんな中、ドイツでは年老いた自分の親を、金のかからない隣国のポーランドの、老人のケアセンターに面倒を見て貰うと云う記事が有った。
*** 以下引用 Bloomberg.com 9/17付 ***
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MT8WF66TTDSR01.html
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認知症を患っているゾンヤ・ミスクリンさんは自分に孫がいるのかどうかも分からず、ドイツの自宅からポーランドのケアセンターへの9時間への旅も覚えていない。
先月、このケアセンターで94歳の誕生日を迎えた元翻訳者のミスクリンさんはもう母国に戻る予定もない。 彼女の66歳になる娘が割安でより質の良い介護を求めて母親を隣国に送ったのだ。
ドイツでは「おばあさんの輸出」が論争を呼んでおり、ミュンヘンの主要紙は「老年植民地主義」だと非難している。
独最大級の世論調査会社TNSエムニドによる3月の調査では、5人に1人が国外で老人介護サービスを受けることを検討すると回答。
国内で質の高い安価なケアセンターが不足する中で、両親に威厳のある老後を過ごさせ、金銭的負担を軽減するためには最良の選択肢だとしている。
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*** 以上引用 終 ***
自分の事だけで言えば、筆者が『頭が柔らかくなって、前後不覚』となったら、『ジャガラモガラ』に連れて来て、自分だけ帰っても良いから、と息子には話している。
しかし、フィリッピンとかインドネシアに島流しに合うとしたら、首を縦に振る事は無いであろう。