住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

『官僚の責任』の枕書きより

2011年08月04日 | 日記

 前のコメントが、半分だけ(主旨が)だったような気がしますので、後の半分を乗せておきます。

ちょこっと長くなりますが、要は、現在の日本の社会の閉塞感が、増税により益々進行し、それと同時に、所得格差も進行し、疲弊した社会に落ち込んで行くと云うことで、それを防ぐ方法として国民一人ひとりが、怒りの声を挙げ『政治家』を動かさなければ、いけないと言うことでしょうか・・ 。


  *** 以下引用 古賀茂明著『官僚の責任』より ***
 
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 最近、若手官僚達と話す機会が増えた。
彼らに聞いて見ると、これだけの大惨事を前にして、普段は評判の悪い官僚もさすがに今回は危機感を持ち、連日徹夜で作業に当たった。 国を支えるという意識は高かった。

 しかし、純粋に日本のために、被災者のために、とがんばる若手から見ると、官邸の機能不全と共に、責・任・回・避・と、省・益・にとらわれる悪弊から抜けきらない中堅・幹部が多いことに違和感を覚えたという。 
この期に及んで、東電と銀行を守れと強い指示を出す幹部を見て、若手はやりきれない思いを抱いているというのだ。
『 これは、大チャンスだ――― 』

 震災が起きた時、少なくない幹部官僚がそう考えたはずだ。 少なくても頭の片隅にその様な考えがよぎる、それは官僚の本能と言っても良い。 悲しいサガなのだ。


 復旧・復興の為には国民負担が避けられず、非常事態であるだけに、増・税・を口にしても反対は起き難い。 したがって、長年の懸案だった 『増税』 に堂々と踏み切れるだけでなく、今後「復興の為」と云う名目でさまざまな組織や機構が立ち上げられると予想される。 一部の官僚は、ほくそ笑んだことだろう。
『これで新たな利権と天下りポストを確保できるぞ・・・ 』


 言うまでも無く、官僚が果たすべき責任とは、 「国民の生活を第一に考え、国民の為に働く」ことにある。

 しかし、これだけの国難に有っても尚、無意識のうちに省益のことを考え、自らの利益確保に奔走する彼らの姿は、政治家と違って国民の目に直接触れることが少ないだけに余計性質が悪いが、官僚の思考がその様な回路をたどるのは、最早彼らの習性と云うしかない。 

何か物事を進めるときには自動的に自分達の利益を最優先するよう、いわば、プログラミングされているのである。 
 「官僚=優秀」 ―― そういうイメージを一般の方々は抱いているかもしれない。
が、だとすれば、今この国を覆っている重苦しさはどういうことなのか。 本当に官僚が優秀であるならば、どうしてこの国は、国民の多くが将来に対して明るい希望を、持ち難くなってしまったのか―― 。


 つまり、官僚は決して優秀ではないし、必ずしも国民のことなど考えて仕事をしていないのだ。
例え官僚になるまでは優秀だったとしても、いつの間にか「国民の為に働く」と云う本分を忘れ、省益に追求にうつつを抜かす典型的な「役人」に堕して行く。 
それが、『霞ヶ関村』 の実態なのである。

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 ・・ 真の国家公務員制度改革を実現できるのは、政治家ではなく、ましてや官僚自身でもなく、国民の力に他ならないのだ。
国民一人ひとりの現状に対する怒り、不満、改革を求める声が、政治家を動かし、ひいては官僚達をして自分達の責任を省みさせることに成る。 
本来の、受益者である国民の声を結集することが、国家公務員制度改革への近道なのである。 
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   ***  以上  引用   終  ***

 

4ヶ月後の検査でも・・尿からセシウム

2011年08月04日 | 日記

 ホールボディーカウンター、 政府(?)は、チェルノブイリのすばやい対応と違い、4ヶ月も経ってから子供達、地域住民の内部被爆を調べ始めた。

厚生官僚の『時期が遅ければ遅いほど、その放射線値は低くなるだろう』 と云う思惑が、見え隠れする中でも、川口市と柏市で子供の尿から『セシウム』が検出されている。
ニュースは、どういう訳か検索にヒットするものは少ないが、どうやら事実ということである。

ネットのブログで見る限りにおいては、そのセシウムについて分析した報告書には、「内部被曝が他の地域に比べ、高い可能性のある地域の住民を対象に行ったが、セシウム134、およびセシウム137による内部被曝については、合計しても1mSv未満であり、相当、低いと評価できる。」と書かれていたそうである。 ― http://kuninokatachi.blogspot.com/2011/07/blog-post_2124.html ―より。
はたして、これも厚生官僚から指示された文言なのか・・ 。 子供の尿に、もしセシウムが検出されたら、そのお母様には内部被爆に関する情報を、違う情報源から 2~3拾って検討されたほうが良いと思いますが・・。


上記ブログには、ホールボディーカウンターを待って悶々としているのではなく、子供の内部被爆が心配な人は、 民間の検査機関で『尿に含まれるセシウム量』は、測ってもらえますよとの、御紹介があった。

山形県の理研分析センターというところで、案内によると1検体12000円となっていますが、このお母さんが依頼したのは、28000円のコースだということです。
(22000円から30000円まで、精度によって何種類かあるとのこと)。
また、福島市内の株式会社Bambooforestという会社も、尿の中のセシウム検査を行っています。
費用は、この紹介記事では1検体9000円と書かれてあります。
理研分析センターより安いのですが、問題は精度ですので問い合わせてみてください。


 昨日本屋さんを覗いたら、いま公務員制度改革で名をはせた『古賀茂明』氏の著作があった。
高級官僚の風上にも置けぬ、と云うわけで彼がピンチの様である。
2~3日前に、ユーチューブの『URL』を張り付けた、『児玉龍彦』氏同様、世の中には偉い先生も居られるものである。

残り物に目がない私は、一部だけ残っていた『官僚の責任』と云う本を買ってきた。
頭の部分だけ、御紹介させて戴きます。

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 「想定外」の大地震と大津波に、「起きるはずのなかった」原発事故が加わった東日本大震災は、自助と助け合いの精神に溢れた日本国民のすばらしさを示すと同時に、この国の政府のだらしなさ、無策ぶり主世界中に知らしめることに成った。

「三重苦」に見舞われながらも、将来に向けて着実に足を踏み出そうとする国民が居る一方、本来ならば先頭に立って復興へのビジョンと道筋を示すべき政治家達は、被災者を見殺しにするかのごとく無為な権力闘争に明け暮れるだけで、一向に責任を果たそうとしない。

その醜態にして情けない姿は、まさしく『四つ目の災い』であり、日本国民の閉塞感と政治不信は、これ以上ないほど高まっている。
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 常に、又、騙されるかもしれないと思いながらも、とにかく前へ進まなければ日本の再生はないし、私の『ストレス』もなくなることは無い。
だが、ストレスだけを考えればクルッと振り返り、後に進む手も無いわけではない・・・ 。