ニュースは主に『NHK』を機軸に見ると言う方が多いのだろうと推測するが、最近のどちらかと言うと『民主党』の有る事無いことを声高に報道する姿勢を見せる理由が何処にあるか考えてみた。
もちろん、陰に陽にアメリカの示唆が有る事は間違いないだろうが、一番の理由は組織の自己防衛があるのではないだろうか。
民主党の事業仕分けに当然『NHK』の民営化も視野に入っていることは、仕分けが進めば、NHK職員の高給与と政府の支出金とを絡めて明らかになって問題となるのだろう。
かつて自民党時代、NHKは自民党政府の広報放送局であったのは、ご存知の通りである。 そういった目で『NHKニュース』を眺めるくらいが、中庸と言うことではないだろうか。
さて、日本農業の未来の姿を暗示している、ブログが有ったのでご紹介したい。
*** 以下 引用 下記ブログより ***
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/cat5934521/index.html
東欧で最も独裁国家の様相を呈し民主化が遅れた、ルーマニアの農地が穀物メジャーたちに食い荒らされている。 ルーマニアは1947年の社会主義化で、農業の集団化を進めてきた。 農民の収入につながらなかった集団農場は、1989年のルーマニア革命で崩壊した。
皮肉なことにルーマニアの農地は、零細農法であるがために肥沃なままであった。 これにEU各国の大資本が目をつけた。 ルーマニアには外国籍や企業でも自由に農地を買うことができる。 デンマーク、フランス、ポルトガル、スェーデンなどEUの大資本が大量に農地を購入し始めた。
最近は穀物メジャーも入ってきたのである。ランドラッシュうと呼ばれている。 これらの企業で働くのは、土地を提供した地元の元農民である。
購入者の良分析では、ルーマニアの農地は最高クラスに入るそうである。 しかも、EU諸国の20分の1ほどの価格で購入できる。 国も大型化を後押ししている。ルーマニアはEUに加盟しているが、伝統的な小農にはEUは補助金を出していない。
社会主義体制の時代につくられた、古い穀物サイロ(保管庫)が130ほどあるが、世界最大の穀物メジャーのカーギル社が57購入した。大量に買われた穀物は、値が上がるのをここで待つのである。 ルーマニアの農民は、カーギルの言いなりの価格で穀物を預ける。 自国が作った施設が外国企業に買い占められ、そこに預ける矛盾を農民は口にする。
10年ほどでルーマニアの農地の90%は外国企業のものになるだろうと言われている。 そのころになると、今のような収量は期待できなくなり、化学肥料を大量に投与することになるだろうと、買い占めた外国企業の関係者は吐露する。
形態はやや異なるが、日本も同じである。 日本の農地は農民の手中にあるものの、食糧は外国とりわけアメリカに依存する形になってしまっている。 日本の食を変えることで、農民から食料生産手段と目的を喪失させているのである。
ルーマニアは、20年後には企業によって放棄された農地が広がるだけの、惨めな国家になるであろう。 このままだと、日本はそれより早い速度で疲弊することになるであろう。
*** 全文 引用 終 ***
日本国内においては、農地とか道路のように日本国民の命に関わる『インフラ』の外国資本による所有、売買を禁止するとか、何か手は打ってあるのだろうか?
対馬が、韓国資本に買い占められていることなどを勘案すれば、明確な国内の生命に関わるインフラの所有制限をしているとは思えないのですが・・・。
それとも、まともに国を守ろうとする国会議員など居ないと諦めねばならないのでしょうか?
そうはいきませんが・・・・・と言っても私ができることは限られている 。