住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

首相・結婚・資金・尊敬

2009年08月24日 | 日記
******共同通信  09/2/23 より******
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082301000685.html

  ―首相「金ないのに結婚するな」学生イベントで―
麻生太郎首相は23日夜、都内で行われた学生主催のイベントで、若年層の結婚について「金がないのに結婚はしない方がいい。稼ぎが全然なくて(結婚相手として)尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい感じがする」と述べた。 
「結婚資金が確保できない若者が多く、結婚の遅れが少子化につながっているのではないか」との学生の指摘に対する回答。一定の生活力が必要との趣旨とみられるが、不況の影響で就職先がなかったりワーキングプア状態にある若者たちに対する配慮を欠いた発言との批判も呼びそうだ。
首相は「自分は金がないわけではなかったが、結婚は遅かった。あるからする、ないからしないというものでもない。人それぞれだと思うから、うかつには言えないところだと思う」とも述べた。
************


  
  日本丸の船長たる人が、中世のヨーロッパ貴族の言い草のような、言葉を発するとは、あきれかってものが言えない。  中世ヨーロッパでの結婚は、金の有無、言葉を変えれば生活力の有無が、重要な結婚の為の条件であった。 そのため、20歳くらいの年の差などは普通の事であったようだが、どうも生理学的には好ましい事とは思えない。 ヨーロッパの考え方の根底には、ダーウィン以降適者生存の法則と言う考え方が、うかがえる。 
言うなれば、ずっと船長は僕で、君たちは櫂を漕ぐ人、そして其の稼ぎの悪い人は結婚するな、と言う事らしい。 其の思想は、前近代的と断ずる他は無い。

  終戦後、日本ではひとり口は食えなくても、ふたり口なら何とかなるといい、結婚を勧めた。  結婚して妻が居て、子供が産まれ、新たな決意で働く意気込みが出てきたのだろう。 このように、日本丸の船長は国民を導くべきではないのか。
日本人を鼓舞して、日本人(アジア人の)の良心を世界に広げれば、サブプライムローンや、誰でも入れる保険とかのサギ的金融工学論は、排除されるだろうし、排除した方がアジアの民には、望ましい事である。
格差の、下々の人々に、生きる希望を失わせるような言動を平気で発言出来る人は、とてもリーダーとして、ふさわしいとは言えない。 人材も能力に応じて、水平にも垂直にも、自在に動けるような世の中にこそ活気が生まれる。


  データによれば、結婚しない理由には、金銭的に余裕が無い事と、尊敬する事のできる人が居ないと言う事は、別物であると言うことも首相は認識が足りないのだろう。 栄枯盛衰は世の流れを認識も出来ず、アッソウ一族が永遠に続くという前提で生きているような人である。