南の方から梅雨明けの報道が続く中で、ここ東北は「ジメジメ」「シトシト」とうっとうしい毎日が続く。 気温が高ければ温暖化だと騒ぎ、低ければオホーツク高気圧の冷害だと騒ぐ。 私としては、この梅雨が日本の緑を育んでいる訳で、サハラ砂漠は言うに及ばず、中国の黄砂、アメリカ中部の砂漠化などを横目で見れば、これは自然の再生能力が衰えていない事と捉えたい。
しかし、気温が人間の体温36℃に近づいたニュースが流れたら、やはり子供時代はもっと涼しかったかなと言う思いがよぎる。 と同時に、後世に伝えるべきは、この地球の正常な自律的環境が重要であろうとの思いを強くする。 不可逆的地球では、後世に申し訳が立たない。
梅雨が上がれば、どの家でもカビが生えないよう衣服、書類、部屋の虫干しがなされるものと思う。 国会議員は、ここへ来て世襲化による質的劣化が激しく世情も、戦前の様相と似てきた気がしないでもない。 選挙を勝ち上がって来たので、なかなか簡単にその任に値しない人を排除するのも難しい。 本人の自覚を、促したいところだが・・・・、自覚の無い単なるおみこし的な人には、落選運動でもしないといけないのだろう。
来る、衆議院選挙マニフェストは、ネバダリポートの指摘を待つまでも無く、財政難、就職難の現状では、公務員の給与削減、あるいはワークシェアリング等に具体性を持った政策が望まれる。 麻生総理の国民給付金では、やはり「かると教団」の思惑だけが目先にちらついて、長期的展望が見えない。 改めて地場産業の振興(ソフト重視)に知恵を寄せねばいけない。
そして、特別会計の闇をすべて理解している人は誰もいないのではないかと、言われる中での無駄金の発見、その有効利用、大づかみで200兆円の一割を目標でも良いが、小分けにして具体性を持たせてもらわないと、国民にはその無駄が本当に無駄なのか分かり難い。 情報を天日にさらすことからそれは始まる。
誰でもがその予算情報にアクセス出来、いつでも公費を調べることが出来る、そんなシステムを期待したい。 見えないところで、国家の屋台骨がシロアリ、ダニ、アブラムシにしゃぶり尽くされていては、いざと言う時に国家としての行動が危うい。 人事に掛かる直接、間接の経費合計を明確にすれば、賢明な公務員の方も後ろめたい思いはなくなるのだろう。
アメリカの覇権が崩れようとしている今が、いざと言うそのときではないのか?