鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2018年 春の取材旅行「五箇山・白川郷・高山」 その31

2018-06-01 07:02:32 | Weblog

  「まちなみバス」の「八幡宮前」バス停を左手に見て、八幡宮の大鳥居を潜ると宮川に架かる宮前橋。

 この宮前橋の手前で左折して、宮川に沿って進んで行くと、通り沿いの店がすでに開いていて買い物客の姿があり、また通りの川沿いにはビニール掛けしたお店が並び始めていました。

 歩いている人はまだ多くはないもののやはり外国人が多い。

 しばらく歩いていくと通りに「宮川朝市」と記された横断幕が掛かっており、これが有名な高山の朝市の一つであることを知りました。

 露店の準備をしているおばちゃんに聞いてみたところ、それぞれ店を出す区画については権利があり、誰でも店を出せるものではないとのこと。

 審査があって、それに通らないと店は出せないらしい。

 ということでだいたいはいつもの区画にいつものお店が出るようであり、店の人はお互いよく顔を見知っている様子。

 岐阜から刺し子や端切れを持ってきて店を出しているおばあちゃんもいました。

 ミニたいやきを焼いて売っているお店にはさっそくアジア系の外国人観光客が集まっていました。

 この時刻に朝市にやってくるということは、おそらくこの近辺のホテルや旅館に泊まっていて、朝市の買い物を楽しみに早起きして外に出てきたのだろうと思われました。

 まだ露店の数は少ないですが、これからずらりと川沿いに並ぶのでしょう。

 宮川に架かる鍛冶橋の手前で左折して「安川通り」を東方向へと進み、「真宗大谷派高山別院」を左手に見て江名子川に架かる「宝橋」を渡って右折。

 江名子川に沿ってしばらく歩いて城山の麓に出て、飛騨護国神社を左手に見て左折。

 城山の麓を歩いて杉箇谷神明神社の前に出たところで右折。

 宮川に架かる「枡形橋」を渡って先ほど歩いた川原町の通りに出て、車を停めてある天満駐車場に戻りました。

 ここからいったん宿へ戻り、朝食を終えてから宮川の上流、JR高山線の飛騨一ノ宮駅のほんの近くに咲く「臥龍桜」を堪能した後に帰途についたのですが、前日の町歩きの際に「高山市政記念館」を見学した際のことをうっかり書き忘れていたので、次回はそれについて記して、終わりにしたいと思います。

 〔臥龍桜〕

 

 続く(次回が最終回)


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