鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2008.3月「三島宿~沼津」取材旅行 その1

2008-03-23 06:23:51 | Weblog
前月は、三島の本町交差点で右折し、三島駅より帰途に就きました。三島宿の東側(江戸・箱根側)の入口は新町橋。この橋を渡ると三島宿。橋の西詰には見付木戸がありました。ここから長谷町・金谷町・伝馬町と続いて三嶋神社の大鳥居があり、この大鳥居の正面から南に延びる街道が下田街道。神社の西側から北へ延びるのが佐野街道。この鳥居前から西側の東海道沿いが三島宿の中心部分であり、大中島と小中島に本陣2軒と脇本陣3軒がありました。本町の東海道の両側には、旅籠が80軒ほどあり、その7、8割が飯盛女を抱えていました。いわゆる「三島女郎衆」と呼ばれる女性たち。木賃宿は30軒ほど。東木戸から西木戸まで、18町20間あったということです(『あるく・見る 箱根八里』田代道彌〔かなしんブックス〕)。今回は、三嶋神社周辺を探索した後、本町交差点を渡って、沼津城下(宿場町でもある)まで歩きます。実は吉原宿まで歩くつもりでしたが、諸事情があって、沼津駅より帰途に就くことになりました。 . . . 本文を読む