池子米軍家族住宅地区内40ヘクタールの土地の日米共同使用が昨年11月30日から開始されましたが、市民が自由に西側運動施設を使えるのは今日から。
1980年代に池子弾薬庫に国の米軍住宅建設計画が浮上し、賛成・反対と市を二分した不毛な争いから30年以上が経ち、やっと一部ですがフェンスを隔てた向こう側に自由に出入りすることが出来るようになりました。
私が政治家を目指すようになったのも中学時代に経験したこの争いがきっかけであり、市議選に初出馬した時の選挙広報にも「池子問題・運動施設の市民利用」を掲げました。
横浜市域内への住宅追加建設計画が示された際は、国務大臣へ逗子市民の現状を逐次説明し、条件として西側運動施設だけでなく後背地も含めた返還の提示を求めて来ました。
その結果かどうかは分かりませんが、国から当初想定していた場所以上の40ヘクタールの土地の返還が示されました。しかし当時ほとんどの議員は追加建設反対の原則論を唱えました。
私はかつての逗子歴史のような過ちを犯してはいけないとの思いから、市長に対して市議として一番最初に「現実的な対応」を求めましたが、原理主義者の議員からは「妥協するのか。」と議会でののしられました。
市が国との裁判に敗れ、控訴が議会で少数差否決され平井市長も現実路線に舵を切り、2期目の選挙でも圧倒的多数で当選されてからは、国との交渉も順調に進みました。
この間、自民党政調会長や防衛副大臣、防衛大臣との市長面談を調整・実現し池子40ヘクタールの共同使用の実現を全力で取組んできました。
そして今日、それが実現し逗子市議会議員として池子の森自然公園に居れたことを誇りに思います。
近年逗子に引っ越されてきた方や現職議員の中にも池子問題自体に興味無い方が多いようですが、2015年1月31日という日は今後の逗子市史に刻まれる日です。
皆さん、ぜひ池子の森自然公園に足をお運び下さい。
ＮＨＫでも放送されました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056799781.html?t=1422710949616
