一昨日の台湾のコロナ対策の講演会、もう一つ重要な内容は中国との関係の話です。
台中の関係悪化により突如として検疫で害虫が出たとの理由で中国への輸入禁止措置が取られた台湾パイナップル。
台湾パイナップルの輸出の内97%が中国向けであり、禁輸措置によって大打撃を受けるパイナップル農家は南部の政権与党民進党の強い地域であり蔡英文政権への揺さぶりと見るのが誰の目にも明らかです。
ここでこの台湾パイナップルの輸入を積極的に行ったのがオーストラリアと日本。
オーストラリアは新型コロナ対策で中国を批判し、ワインと牛肉の禁輸措置を取られた国。
日本は中国と尖閣諸島問題でレアケースの日本向けへの輸出を禁止されたこともあります。
いまだに尖閣諸島への領海侵犯は毎日のように繰り返されています。
台湾としてはパイナップル農家の生活も守るために、台湾当局がパイナップルをすべて買い上げる方法があるが、それでは中国の言い分を認めてしまうことになる。
中国よりも検疫が厳しい、日本やオーストラリアへ輸出することによって台湾の検疫に問題が無いことを国際社会に証明することが大事である。
日本で台湾パイナップルを認めて頂けたことが成果である。との話にはただただ感心するばかりでした。
台湾パイナップルの事は新聞テレビ等、マスコミで大々的に取り上げられていますが、そんな事、どこも報道されてませんから。
中には台湾の政策を批判する記事までも。
偶然にも恩師・甘利明代議士が5月14日のブログでこんな記事を書いていました。
台湾パイナップルを試食させて頂きましたが、糖分がたっぷりで、本当に芯まで甘い!
台湾パイナップル、ヨークマートで680円。お試し下さい。