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逗子市議会議員 菊池俊一 ブログ

「これからの地域医療を考える 」へ参加

午前中は市役所で行われた「これからの地域医療を考える~地域医療の現状と逗子市に必要な地域医療とは~」に参加。 

定員80名に対して30名に満たない参加者。

総合病院も求めている方たちにとっては、この表題では参加しないのは予想通り。この集まりで市長が逗子市の総合病院誘致を進めるとか止めるとか判断するのは間違っているのは明白。

大変危険です。

市長の挨拶の後、逗葉医師会長が挨拶しましたが、とても興味深いので以下に書き記します。

「今、市長がおっしゃたように、病院については医師会と前市長たちとなかなかうまくコミュニケーションがとれていなかったのは事実だと思います。

ただ、病院ができなかったことは、1逗子市には総合病院がない、とか。つくりたい、という気持ちは分かりますが、逗子、葉山を含めて横須賀・三浦の二次医療圏、逗子、鎌倉、三浦、葉山、横須賀、その中での医療、病院の体制、救急のベットがどれくらい、とか慢性期はどれぐらいという中で決まっていきます。これは、1逗子が「ほしい」というだけでは、終わらない問題でありました。実際問題として、葵会が109床と、いったわけですが。その後、この辺は、県の市川さんが、担当部局で一番詳しいのですが、結局配分されなかった。

これは医師会が反対したからではなく、そういうシステムがあり、その中で配分されなかった、ということ。

ただ、皆さんのご希望になるべき沿って、地域医療を充実するために、もしも病院が必要であるなら、もちろん協力したいと思います。

今、高齢化が進んでいる中で、逗子市も高齢化が進んでいます。若干減った後、また増えると思います。

医師会としては、特に在宅医療に力をいれたいと考えています。ぜひよろしくお願い致します。」

講演者でコーディネータの伴先生の地域包括ケアシステムの話は大変参考になりました。行政視察で他市の事例のお話を伺ったことはありますが、ご自身が働いていた梼原町の事例はもう少し詳しく伺いたいと思いました。

神奈川県健康医療局保健医療部医療課長の「地域医療構想について」の話は、まぁ、無難なお役所的な内容。紹介した資料について逗子市の担当が把握しているのか、後で確認が必要と。

逗葉医師会長は在宅医療に関するアンケート調査結果を説明。だれも興味のない話をただ資料に基づき話すだけ。総合病院には絶対に触れないという硬い意志は、私には伝わりました。

最後の市長の挨拶。

「長時間、ありがとうございました。素晴らしい話し合いの場になった、と私は、勝手にそう思っています。何より、こういう話し合いの場すらなかったのがそもそもおかしい。やっと、原点に立てたと思います。これから、話し合いを継続しながら、これまで病院が出来なかったことがかえってよかった。変なものが立ち上がって、あれ、どうする?という方が、よほど大変。今から、皆さんと一緒にどういうものをしていくか?と。

医師会もこれだけ頑張っているのに、その実態が、なかなか市民の皆様に伝わっていかない部分もある。そういう意味では、来年以降、事業化の中で、やはり、医師会との連携をふまえて、情報をどんどん市民に開示。その上で、どういう病院が必要か、練っていくべきだと思います。

箱があればいいとか、選挙だからやる。というのは私絶対に言わないので。もっと考えましょう。

やるからには良いものを。目指すものをちゃんと作らないといけない。

安心できる暮らしが出来る町にするには何が必要かをしっかり考えたいので今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。」

市長の挨拶も逗葉医師会長の挨拶も、つっこみどころ満載ですが今日は報告のみとさせて頂きます。


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