再議結果

　第２回臨時会が開かれ、再議に付されていた議員提出議案第４号「逗子市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」について再度、採決がなされ、賛成１１名、反対１０名で３分の２以上の同意が得られず、否決され廃案となりました。

　また、それに先立ち、再議に対する修正案が提出されましたが賛成少数で否決されました。

　私は以下の討論を行いました。

　ただ今議題となっている、議員提出議案第４号　逗子市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正について、原案と修正案に反対の立場から次世代フォーラムを代表し、討論に参加いたします。

　そもそも市民の福祉の向上・増進については、だれも異論をはさむ余地はありません。

　ましてや、市長職としては、小児医療のみならず、市政全般にわたって、福祉をはじめ、多岐にわたる行政需要に対応しなければならない立場にあります。

　したがって、扶助費等義務的経費の財源については、安定かつ持続性のあることが絶対の条件であると考えます。

　今般、市長から提出された再議書による理由については、欠くことのできない必須の条件であり、市長が再議を求めたことに理解を示すものであります。

　財政運営の点から、臨時的収入と区分される財政調整基金を財源として、扶助費という義務的経費に充当するということは、財政の健全性を著しく損なうものです。

　財政の健全性を維持するためには、経常的経費は経常的収入ですべて賄うという大原則があります。これが同時に、財政規律を守ることになります。

　会計年度ごとに臨時的に収入される財政調整基金をもって経常経費に充当することは、絶対に避けるべきものであります。

　以上、申し述べましたことにより、原案と修正案に反対するものであります。